2021年の契約更改も終わりに近づき、新外国人選手の獲得発表も次々とされています。
この時期は「2021年の阪神の選手は年俸どれくらいもらってんの?」と気になる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、日本人選手と外国人選手に分けて年俸ランキングを紹介したいと思います。
晴れある1位に輝いたのは一体誰なのか、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
2021年阪神年俸ランキング日本人編
それではまず、日本人選手の年俸ランキングから発表していきたいと思います。
2020年オフシーズンは、功労者であったベテラン選手たちが引退・退団をしたので、高年俸選手が一気に抜けました。
そんな中、2021年シーズンに高額な年俸を獲得した選手は一体誰なんでしょうか。
1位 西勇輝
ポイント
2億円
阪神タイガースのエースとして、今年も大活躍してくれた西選手が日本人選手の中で最高額。
21試合に先発、11勝5敗、防御率2.26と素晴らしい成績を残し、リーグ2位の立役者になりました。
4年契約の2年目を終了し、現状維持の2億円で契約を更改してさらなる飛躍を誓ってくれました。
2020年の西選手と言えば、安定感のある投球はもちろんですが、開幕戦に菅野選手からホームランを打ったのが印象深いですね。
投球テンポも良いし、野手との連携も良いし、明るいし、言うことなしの選手だと思います。
契約更改の会見でも話してましたが、西選手を超える投手が出てこないとダメですよね。
西選手はエースタイプではなく、2・3番手として安定した試合を作れるタイプだと私は思います。
2021年は藤浪選手や遠戚の西純矢選手、高橋遥人選手など、エース候補の選手が成長して欲しいです。
西選手は、この調子のまま来季も頑張ってくれれば二桁勝利できるでしょう。
プレッシャーも大きいと思いますが、優勝に向けて力になってください!
2位 糸井嘉男
ポイント
1億8500万円
2021年阪神の日本人選手2位は、来年40歳を迎える大ベテラン糸井嘉男選手でした。
1億8500万円で2位なので、他球団の日本人選手と比べると相当年俸低いのではないでしょうか。
糸井選手は2020年まで4年契約で年俸4億円でしたが、大減俸で1億8500万になりました。
2020年シーズンは思うような成績を残せず、レギュラーも失った状態にもなったので大減俸も致し方なしでしょう。
来年はドラフト1位の佐藤選手やロハスJr.選手も加わり、ライトのレギュラー争いが激しくなると思うので、ぜひもう一度勝負に打ち勝って開幕スタメンを勝ち取ってほしいなと思います。
3位 梅野隆太郎
ポイント
1億1000万円
今や不動の虎の正捕手、そしてセ・リーグを代表する捕手に成長した梅野選手が3位となりました。
阪神に入団してからずっと正捕手争いを続けてきましたが、毎年コツコツと実力を伸ばし、素晴らしいキャッチャーになってくれました。
1億1000万円という金額は正直少ないかなと思うんですが、怪我による離脱などもあったので、あと一歩というところでしょうか。
ちなみに、2021年シーズン中にFA権を獲得するので、おそらく来年のオフシーズンの年俸交渉で一気に金額が引き上げられると予想されます。
もちろん梅野選手には一生涯阪神で頑張って欲しいですし、2021年シーズンしっかり活躍すれば、それなりの高額な報酬を阪神は用意してあげてほしいなと思っています。
4位 大山悠輔
ポイント
1億円
2020年シーズン、阪神で最も大きく飛躍した選手といえば大山選手ではないでしょうか。
開幕スタメンを外れたところから4番の座を奪い、本塁打王争いも繰り広げましたよね。
年俸も4700万円から5300万円アップし、一気に1億円の大台に乗りました。
ルーキーイヤーからなかなか思うような成績が残せず、ファンやマスコミからバッシングを受けていたのですが、今年は誰もが認める素晴らしい活躍だったのではないでしょうか。
1億円という金額は球団からの期待の表れでもありますし、2021年は矢野監督の指名でキャプテンを務めることになりましたので、ますます期待が高まるスラッガーですね。
来季も4番打者として起用されるのは間違いないと思うので、フルスイングで甲子園のレフトスタンドにたくさんホームランを打ち込んでくれるのを期待しています。
5位 岩崎優
ポイント
9500万円
少し意外かもしれませんが、岩崎選手は2014年入団以来7年連続で年俸をアップさせています。
コツコツと積み上げて、日本人野手ランキング5位まで上り詰めたのは本当にすごいことですよね。
プレーに派手さはないですが、毎年きちっと中継ぎとして成績をおさめる貴重な左腕です。
2019年は防御率1.01、2020年は防御率1.82という圧巻の成績だったので、もっと年俸も高くていいんじゃないかと思ってしまうのは私だけでしょうか。
能見さんバリのポーカーフェイス岩崎選手、2021年シーズンも活躍して1億円の大台を大きく突破して欲しいなと思います。
貴重なセットアッパーとしての役割が来季も期待されてますので、くれぐれも故障しないようにケアをしながら頑張ってください!
年俸ランキング外国人編
では次に、助っ人外国人の年俸ランキングを見ていきましょう。
1位 ロベルト・スアレス
ポイント
2億7000万円
2020年シーズンにソフトバンクから阪神タイガースに移籍、1年目からいきなりセーブ王を獲得したスアレス選手が2億7000万で1位となりました。
厳密には250万ドルの契約だそうですが、日本人選手も含めてチームNo.1の年俸となりました。
スアレス選手はMLBからも獲得の声が上がっていたそうなので、マネーゲームにより多少年俸がつり上がった感は否めません。
ただ彼の160キロを超える直球はなかなか打てないですし、2021年の虎の守護神はスアレス選手以外いないので、よくぞ阪神に残留してくれたと思います。
ちなみに2年目は選択オプションなので、阪神に残留するかどうかというのはスアレス選手に選択権があります。
2022年はMLB流出もありえますが、来季しっかり結果を残してくれることを期待したいと思います。
1位 メル・ロハスJr.
ポイント
2億7000万円
2020年韓国で本塁打王・打点王の2冠を獲得した新外国人ロハスJr.選手もスアレス選手と同額の1位にランクインです。
韓国での今年の年俸は80万ドルでしたが、阪神移籍により2年500万ドルと大幅アップ。
年俸は日本円で約2億7000万円と言われており、ロハスJr.選手も満足な条件ではないでしょうか。
韓国は打高投低と言われていて、打者は成績を残しやすい傾向があるので、ロハスJr.選手はどれだけ日本で通用するか未知数と言えます。
ただしスイッチヒッターなので、外角スライダーへの対応が不要なのは大きなプラスですし、動画を見る限りあまり穴のないタイプと思われます。
金額に見合った活躍をしてくれると個人的に期待しています。
打順は3番打者が濃厚で、守備位置はライトかレフトと予想されます。
我々阪神ファンは韓国のスラッガー=ロサリオのイメージが強いので、正直あまり信用していませんが、今年のサンズ選手のようにチャンスに強いバッティングをしてくれれば、阪神も優勝に近づくのではないでしょうか。
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3位 ラウル・アルカンタラ
ポイント
2億1000万円
彼もロハスJr.選手同様、韓国リーグからの移籍となる右ピッチャーです。
2020年シーズン20勝を挙げ一躍注目が集まった選手なのですが、最終的に阪神が獲得に至りました。
アルカンタラ選手は、平均球速150 km 超えるパワー型の先発投手。
チェンジアップ、ツーシーム、スライダーを織り交ぜた投球はもちろんなのですが、四球が少ないのも特徴の1つです。
制球力も高いので安定感があり、2021年シーズンはローテーションの一角として二桁勝利も期待できるのではないでしょうか。
蛇足ですが、韓国のリーグから阪神タイガースへの移籍組が多い理由は3つあります。
ポイント
年俸相場の違い
メジャー移籍の可能性
六甲アイランドの生活環境
1つ目は年俸相場が日本の方が圧倒的に高いことです。
韓国はどれだけ上がっても2億円には届かないことが多いのですが、日本は軽く超えます。
2つ目の理由は、韓国よりメジャー移籍を目指せるからです。
近年、韓国→阪神→MLBというルートが盛んで、MLBを夢見る選手は韓国から日本に移籍します。
最後の1つは、兵庫県の六甲アイランド付近は外国人選手にとって非常に快適で有名ということです。
ヴィッセル神戸のイニエスタ選手をはじめ、サンズ選手も家族揃って六甲アイランド付近に住んでいるそうですが、ロハスJr.選手も生活環境の良さが阪神入りの決め手になったと言われるほどです。
さらに、巨人と異なり髭などのルールもなく自由なので、外国人選手に好まれるそうですね。
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4位 チェン・ウェイン
ポイント
2億円
かつて中日ドラゴンズで大活躍していたチェン選手が、2021年から阪神タイガースに入団します。
年俸は2年4億円と高額になりますが、実績も実力もある素晴らしいピッチャーだと思っています。
MLB59勝、5年80億円の契約を勝ち取った選手ですからね。
中日時代のチェン選手を知っているのですが、阪神タイガースは超苦手にしていた印象です。
全然彼を打つことができなかったですし、球も速くて打ちづらいピッチャーなんですよね。
年齢は35歳とベテランの域に達していますが 、先発左腕として十分活躍できる力を持っていると思います。
個人的に1番欲しかった外国人選手なので、阪神に入団してくれて本当に嬉しいです。
台湾の英雄チェン選手、彼もまた2021年シーズンの二桁勝利を期待したい選手です。
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5位 ジェリー・サンズ
ポイント
1億5800万円
勝負強いバッティングで活躍してくれたサンズ選手が、年俸ランキング第5位となりました。
110万ドルから150万ドルに年俸アップして契約を更改したと報じられています。
元韓国の打点王とはいえ、開幕当初はあまり期待されておらず、スタメンから外れていました。
しかしスタメンに名を連ね始めてから徐々に頭角を現し、シーズン途中には得点圏打率1位に上昇。
韓国でアジアの野球を経験していたことも大きかったと思いますが、変化球への対応など非常に素晴らしかったと思います。
ただ彼の弱点として「内角の対応」があるので、ここを克服しないと今年以上の成績は難しいと思っています。
また、ロハスJr.選手やドラフト1位の佐藤選手の加入によって、外野手争いはさらに激しくなります。
しっかりアピールして、5番打者としてまたハッピーハンズを見せて欲しいなと思います。
ちなみにサンズ選手は、韓国時代はファーストが本職でした。
場合によってはファーストへのコンバートもあるかもですが、彼もまた期待の大きな選手です。
まとめ
以上、2021年の日本人選手と外国人選手の年俸ランキングをご紹介しました。
2020年からガラッと変わり、引退・移籍した選手の年俸分を外国人選手に全振りした感じですね。
個人的には、もっと日本人選手が活躍して高年俸をゲットして欲しいんですけど、来年以降に期待して起きましょう。