2021年シーズンに向けた新外国人選手の補強がいよいよ始まってきました。
阪神タイガースは早速1人目の補強を報道、日本でも活躍していたチェン選手を獲得。
今回の記事では、チェン選手が一体どんな選手なのかをご紹介したいと思います。
素晴らしい実力と実績を持った選手なので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
チェン・ウェインの経歴とプロフィール
ポイント
名前:チェン・ウェイン
出身:台湾高雄
生年月日:1985年7月21日
身長体重:183cm・90kg
利き手:左投げ右打ち
キャリア:中日ーオリオールズーマーリンズーロッテ
チェン選手といえば、2004年に台湾から日本のプロ野球に入団した左腕ですよね。
台湾リーグからの移籍と思っている人も多いのですが、当時大学生だったチェン選手を中日がスカウトしてきたのが最初です。
なので、プロ野球選手として初めて所属したのが中日ドラゴンズということになります。
入団当初は体の調子が悪く、左肘の靭帯断裂と疲労骨折でほぼ登板なし。
2008年に完治して7勝を挙げると、翌年2009年から先発に転向して8勝4敗。
2けた勝利には届いていませんが、防御率 1.54と最優秀防御率のタイトルを獲得しています。
彼の最大の特徴でもあるんですが、チェン選手は防御率が低いんですよね。
つまりは打たれにくいということですが、打者が嫌がるタイプの投手なんでしょう。
チェン選手は2011年シーズンを最後に、夢のMLBに挑戦することになります。
当時から実力の高さは評判でしたが、世界最高峰のMLBで8年間で59勝を挙げて大成功を収めました。
NLB36勝、MLB59勝なので、メジャーの方が活躍しているのもすごい話です。
2020年6月までアメリカでプレーし、2020年9月に千葉ロッテマリーンズに移籍。
9年ぶりの日本球界復帰で話題になりましたが、コロナウイルスの影響もあり出場機会があまりなくシーズンを終了しました。
日本でプレーしていた時代のチェン選手を知っている私からすれば、よくぞ阪神に来てくれた!と言うポジティブな印象しかありません。
当時阪神はチェン選手を全く打てなかったですし、巨人キラーと呼ばれていたほど巨人にもめっぽう強い投手でした。
また素晴らしいピッチングを見せてくれることを楽しみにしています!
チェン・ウェインの特徴や球種
それでは、チェン選手のプレースタイルはどういった特徴があるのでしょうか。
まずチェン選手の特徴といえば、スリークォーター気味のピッチングフォームです。
かつて中日のエースだった今中慎二さんのように、右肩が開かず球の出どころが見にくいという特徴があります。
そこから150km近い直球とスライダー・カーブ・チェンジアップ・シンカーを投げ込んでくるので、バッターは非常に打ちづらいのではないでしょうか。
さらにMLB時代にスローカーブを習得したらしく、さらに幅の広い投球ができるようにもなっていますね。
百聞は一見にしかず、2020年最新のピッチング動画があるのでぜひ見てみてください。
かつての球速は感じないですが、投球術と制球力はさすがチェン選手。
当時からそうでしたが、試合をきっちり作れる選手なので頼もしい限りですね。
起用方法とチェン・ウェインへの期待
チェン選手を使う場合、どのような起用方法になるのでしょうか。
ここからは私の予想も入りますが、恐らく先発として起用するのではないでしょうか。
理由は単純明白で、先発左腕が圧倒的に不足しているからです。
右腕で言えば、西・秋山選手の今年11勝コンビがいるのでまだ安泰です。
ただ左腕でいえば、高橋遥人選手しか思い浮かびませんが、高橋選手もコンディションが良くないことが多いのが不安材料。
彼が離脱してしまうと先発左腕がいなくなってしまいますので、チェン投手と先発左腕の二枚看板を務めてくれたら素晴らしいですね。
今年ドラフト2位で入った伊藤選手も個人的に期待してますが、ルーキーなので未知数。
なので、期待はあまりしないほうがいいのかなとは思っています。
最悪、チェン選手が先発で結果出せなければ中継ぎに持ってきてもOK。
入れ替えで岩貞選手を先発というのもありではないかと思います。
とにかく阪神は左腕不足なので、チェン選手の加入は非常に良い補強だと思います。
もし1年間ローテーションを守ってくれれば、2けた勝利も十分あると思います。
年齢はまだ35歳、先発ローテで働ける体力はあるはずなので、期待はできるでしょう。
チェン選手が貯金を作れる活躍をしてくれたら、阪神優勝も夢じゃないですね!
まとめ
以上、2021年シーズンから阪神に加入する予定のチェン選手を特集しました。
中日時代から天敵と考えていた選手が味方になるのは、本当に心強いと感じます。
ぜひ阪神の左腕強化、優勝にぜひ貢献してくれたら嬉しいなと思います!