2021年シーズンの開幕投手に藤浪晋太郎選手が指名されて話題になっています。
西勇輝選手の体調不良や調整不足もあり、初の開幕投手に選ばれることになりました。
ところで、阪神タイガースの歴史の中で、誰が一番開幕投手を務めたのでしょうか。
この記事では、歴代ランキングTOP5を紹介したいと思いますので、ぜひ読んでみてください。
阪神開幕投手歴代ランキングTOP5
いよいよ2021年開幕戦が近づいてきましたが、過去の開幕投手はどんな人がいたのでしょうか。
リーグ戦が始まった1936年から2020年までで集計し、歴代TOP5を選出させていただきました。
果たして、どの選手が最も開幕投手を務めたのか見てみましょう。
1位 若林忠志 8回
ポイント
通算成績 237勝144敗 防御率1.99
阪神タイガースの歴代スーパーレジェンド・若林忠志さんがNo.1でした。
初年度1936年の秋シーズンに開幕投手を務め、トータルで8回登板したという記録になっています。
最も歴史の古い若林さんの記録が、85年経った今もいまだに破られていないのは凄い話ですよね。
若林さんと言えば、阪神球団内で社会貢献活動した選手に送られる「若林忠志賞」で有名な方。
歴代勝利数237勝も素晴らしい数字なんですけど、防御率1.99は本当に異次元の成績ですよね。。
当時でも珍しいサイドスローの選手で、阪神に多大な影響を与えていただいた父のような存在です。
2位 小山正明 6回
ポイント
通算成績 320勝232敗 防御率2.45
小山さんもまた阪神のレジェンド、投げる精密機械と呼ばれたスーパーエース。
金田正一さん、米田哲也さんに次ぐ、歴代勝利数3位の320勝を挙げている偉人です。
1950〜1960年代に大活躍した方で、サンテレビの解説者としてお馴染みですよね。
精密機械という異名のとおり、針の穴を通す抜群の制球力で打者を圧倒。
またゆったりとしたフォームから鋭い直球を投げ、アメリカで流行っていたパームボールも習得。
豪速球の村山実さんとは対照的な選手で、20勝以上を7年間も記録しているというから驚愕です。
小山さんもまた、初期の阪神タイガースを支えた父のような存在と言えますね。
2位 江夏豊 6回
ポイント
通算成績 206勝158敗193S 防御率2.49
同じ6回開幕を登板した江夏豊さんも、2位にランクインしています。
江夏さんと言えば、日本球界が誇る奪三振王、阪神のスーパーレジェンドですね。
1968年に記録したシーズン401奪三振は、いまだに日本記録として破られていません。
1970年代前半は江夏さん全盛期の時代で、1971年オールスターでの9者連続奪三振は伝説ですよね。
投打ともに大活躍だった江夏さんは、キャリア後半から抑え投手として素晴らしい成績を残しています。
江夏さんと田淵さんのバッテリーは阪神歴代最強と言われ、いまでも語り継がれる名選手です。
2位 ランディ・メッセンジャー
ポイント
通算成績 98勝84敗 防御率3.13
最も記憶に新しい開幕投手といえば、ランディ・メッセンジャー選手ではないでしょうか。
5年連続を含む6回の開幕投手を務め、阪神のレジェンドたちと肩を並べた最強助っ人。
日本を愛し、阪神タイガースを愛し、そして阪神ファンから愛された素晴らしい選手でした。
日本で98勝と、惜しくも100勝には届かなかったものの、投手陣の大黒柱として大活躍。
最初は二軍スタートだった彼ですが、2010年代前半はエースとしてずっと阪神に貢献してくれました。
7回も2桁勝利を記録していますし、本当に大好きな助っ人外国人でしたね。
3位 村山実
ポイント
通算成績 222勝147敗 防御率2.09
永久欠番である11番の背番号をつけ、命をかけて常に全力投球していた炎の男・村山実さん。
人間機関車と呼ばれた陸上選手、エミール・ザトペックさんから命名されたのがザトペック投法。
長嶋さんとは永遠のライバルであり、写真のように闘志むき出しで投げる姿がファンの心を掴みました。
阪神の永久欠番は3つありまして、藤村富美男さんの10番、吉田義男さんの23番。
村山さんは、大人気アニメ「巨人の星」の花形満のモデルにもなったほど、超一流の選手でした。
阪神の監督としての成績は芳しくなかった村山さんですが、選手としては歴代の阪神でも指折り。
3位 井川慶
ポイント
通算成績 93勝72敗 防御率3.21
2000年代前半、阪神がリーグ優勝2回経験した時代にエースとして君臨していたのが井川慶選手。
平成の20勝投手になり、3度の奪三振王に輝き、そしてNYヤンキースへの移籍も叶えた大エースです。
当時は開幕投手=井川選手というイメージがあったほど、名実ともにエースだったと記憶しています。
井川選手の特徴といえば、三振が取れる威力抜群のストレートですよね。
球速は150kmに満たないものの、力とキレがメジャー級だったためバットになかなか当たらず。
それに加えて、フォーク並みに落ちるチェンジアップとスライダーを織り交ぜて勝負していました。
阪神の左腕エースといえば井川選手ですが、井川選手以降、阪神に左腕エースが生まれていません。
2021年以降、新たな左腕が台頭してくることを心待ちにしています。
まとめ
以上、過去の開幕投手ランキングTOP5をご紹介させていただきました。
阪神の歴代のレジェンドから最近まで活躍していたエースまで、色んな投手がランクインしています。
2021年は藤浪選手が初の開幕投手、ここから毎年開幕で投げられるよう頑張って欲しいですね!