2021年開幕から絶好調をキープしていたガンケル選手が、右肩痛で登録抹消となりました。
すでに5勝を挙げている選手なのでチームとしても痛いですが、こればかりは仕方ありません。
しかしながら、今回のガンケル選手の登録抹消は本人にとって致命傷になりかねないなと思います。
この記事では、登録抹消の裏側や今後の厳しい一軍再昇格事情など詳しく書いていこうと思います。
ガンケルの登録抹消はなぜ起こったか
今回、ガンケル選手が右肩の違和感を訴えて一軍の登録抹消となりました。
しかしながら、この抹消に関して私はかなり不思議な感覚になっているんですよね。
その理由は、以下のようなポイントです。
右肩痛の予兆がなかった
試合中かなり感情的だった
アルカンタラ選手のフライング
右肩痛
まず右肩痛についてですが、そもそも違和感を感じている素ぶりは全くありませんでした。
確かに5月9日DeNA戦は、ボール自体に球威がなくコントロールも悪かった風には見えました。
ですが、調子が下降気味なのかなと思うくらいで、怪我を思わせる感じではありませんでしたね。
つまり、右肩痛は打たれた後の後付けの言い訳だったんじゃないかな?と思った次第です。
感情的
また、ガンケル選手は試合中かなり感情的になるシーンが多かったです。
特にピープルズ投手にセンターオーバーの二塁打を打たれた際、マウンドで大声で叫んでいました。
終始イライラしてコントロールを乱していた印象だったので、ガンケル選手には珍しいなと。
この点からも、やっぱり打たれた言い訳で右肩痛と言ったのでは?と思ってしまいました。
これら2つから、ガンケル選手が「調子悪いから二軍で調整したい」という意思表示だったのかなと。
怪我で長期離脱ということはないと思うので、そこはひと安心かなと思っています。
アルカンタラのフライング
私が不思議だったのが、アルカンタラ選手の昇格情報がフライングで報道されたことです。
5月14日の巨人戦で先発デビューらしいですが、イコール外国人選手の入れ替え確定ということ。
マルテ・サンズ・スアレス選手は対象外なので、ガンケル・ロハスJr.選手のどちらかだったはず。
今回ガンケル選手にアクシデントがあったので、スムーズな入れ替えとなったように見えます。
が、首脳陣からすれば、ガンケル選手の抹消は予定どおりだったのかも?とも感じますよね。
ガンケル再昇格に厳しい現実
いずれにしてもガンケル選手は二軍降格になりましたが、再昇格はかなり厳しいと思われます。
たとえ5勝を挙げて絶好調だったとしても、調子が戻れば即昇格とはいかないと私は感じています。
外国人枠の問題
ライバル投手陣が強力
外国人枠の問題
ご存知のとおり、阪神は外国人枠争いも非常に熾烈になっています。
一軍は5選手しか登録できないのですが、ガンケル選手とてすぐに昇格できないでしょう。
現状はマルテ・サンズ・スアレス選手が確定状態、さらロハスJr.選手が活躍すれば4名が確定。
そして今回昇格のアルカンタラ選手が好投すれば、もはや登録枠がないので昇格が厳しくなります。
そうなると、怪我や不調による交代しか方法がなくなるので、ガンケル選手に不利な状況と言えます。
ライバル投手陣が強力
さらに、先発投手陣の枠を巡って日本人選手とも競争しなくてはいけません。
阪神には実力のある投手がたくさんいるので、彼らとの戦いにも勝利する必要があります。
1人目は、制球難により一時的に二軍で調整している藤浪晋太郎選手。
なかなかコントロールが元に戻りませんが、抜け球さえなければ一軍に戻るでしょう。
ポテンシャルや身体能力はチームNo.1と言っても過言ではなく、優勝に必要なピースなのは間違いない。
2人目は、わき痛で戦線離脱している高橋遥人選手です。
キャンプ中に離脱して数ヶ月が経ち、経過報告なく心配ですがそろそろ復帰しそうです。
先発左腕不足の現状から、高橋選手が復帰すればすぐに一軍昇格となる可能性は十分あります。
あとは、二軍調整中のチェン選手や若手の西純矢選手などもライバル候補。
このように、外国人選手だけではなく有望株の日本人選手もゴロゴロいる状態です。
今回のガンケル選手二軍降格は、本人にとって茨の道の入口に入ってしまったかもしれません。
まとめ
以上、ガンケル選手の登録抹消についてと、厳しい一軍再昇格事情をご紹介してきました。
ファンからすれば投打ともに絶好調で最高に楽しいですが、選手は熾烈な競争で大変でしょうね。
これもプロの宿命ですが、外国人のガンケル選手は日本で成功を収めてキャリアアップしたいはず。
強力なライバルだらけですが、しっかり頑張ってまた一軍で活躍してくれるのを待っています!