歴代ストッパー特集、2人目は韓国出身の虎の守護神である呉昇桓(オスンファン)選手です。
阪神タイガース史上初の韓国人選手だった彼は、歴代の守護神に肩を並べる大活躍を見せました。
オスンファン選手の経歴や成績、なぜ活躍できたのかなどをまとめて解説したいと思います。
オスンファンの経歴や成績
ポイント
名前:オスンファン(呉昇桓)
生年月日:1982年7月15日
身長:177cm
体重:93kg
出身地:韓国
出身チーム:サムスンライオンズ
小さな頃から投手一本だったオスンファン選手、学生時代は意外にも実績がほとんどありません。
高校時代に肘を痛めてしまった影響で、高校は外野手転向、大学は抑えのみでの登板だったそう。
手術のリハビリに専念した期間が長かったため、将来性は見込まれたものの実力は未知数。
2005年にいざサムスンから指名を受けて入団すると、1年目から大車輪の活躍で一躍有名に。
成績表を見てもらえれば、その凄さがわかるかと思います。
1年目に61試合を投げて、10勝1敗16セーブ防御率1.18という驚異の数字を記録して新人王獲得。
さらにその年韓国シリーズMVPにも輝き、素晴らしいスタートダッシュを見せます。
韓国在籍9年のうち、5回のセーブ王、5回の防御率1点台、1回の防御率0点台。
スター街道を駆け上がり、まさに韓国を代表する守護神となったオスンファン選手。
そんな彼が次の移籍先に選んだのが、日本の我らが阪神タイガースだったのです。
オスンファンが歴代虎の守護神に選出されるワケ
では、私がオスンファン選手を歴代のストッパーとして選出した理由はなんなのか。
それは、2年間で最強のインパクトと成績を残したからと言えます。
オスンファン選手が阪神に在籍したのは、2014〜2015年のたった2年間。
にもかかわらず、セーブ数は歴代4位の80セーブを記録しているところがすごい!
39セーブ、41セーブを2年で記録し、さらに防御率も1.76と2.73でした。
ちなみに2位には、初代虎の守護神であった山本和行選手がランクイン。
先発に抑えに大活躍した伝説の左腕も、阪神ファンなら知っておいて欲しいです。
これまで、中西・田村・古溝・久保田などの守護神がいましたが、セーブ数は及ばず。
90年代の暗黒時代を知っている身としては、頑張っていたのに可哀想ですけど。。
だって、そもそもリードしている場面が少なかった時代ですからね。。笑
とはいえ、オスンファン選手の救援成功率は凄まじく高いのは事実ですし、安定感抜群でしたね。
実力は折り紙付きですし、阪神退団後はメジャーで大活躍していて本当にすごい選手です。
オスンファンの特徴やプライベート
そんなオスンファン選手ですが、彼の何がすごいのか。
それは「石直球」と言われる、奪三振率が非常に高い直球を持っているからです。
石直球というのは、回転数が非常に多いボールのことを言っています。
韓国の選手は、1秒あたりの平均回転数が41回と言われていますが、オスンファン選手は47回。
ちなみに「火の玉ストレート」を持つ藤川球児選手は45回と言われているので、超高速回転です。
球速は150kmを超え、さらにカットボール・カーブ・フォークを投げ分けます。
ここでは、日韓通算300セーブをあげた時の動画をご紹介したいと思います。
ストレートがビシビシ決まっていて、巨人打線は手も足も出ていないですね!
ちなみにプライベートでいうと、少女時代のユリとの交際報道がありましたね。
何を隠そう、2014年当時私は少女時代の大ファンだったので、かなり衝撃を受けました笑。
いやーなんて可愛いんだ。。。。(ボソッ)
結局1年で破局したそうですが、羨ましくて羨ましくて震えた記憶しかありません笑。
それだけオスンファン選手が韓国のスターだったってことですね。
まとめ
虎の守護神として、2014〜2015年大活躍を見せてくれたオスンファン選手を特集しました。
韓国を代表するクローザーが阪神に移籍し、そしてメジャーに翔いた英雄はすごかった。
今も石直球を武器にメジャーで活躍しているので、ぜひ息の長い選手になってください!
そして、またいつか阪神に戻ってきてくれることを願います(年齢的に厳しいかな笑)。