2022年7月8日、ついに元オリックスのロドリゲス選手が来日したと報道がありました。
まずは二軍に合流して調整に入るとのことですが、一軍合流のタイミングや活躍予想はどうなのか。
打撃力・守備力を分析しつつ、チームがどう変化するかをここで語っていきたいと思います。
2022年シーズン後半戦に向けて、果たして上昇気流に乗っていけるのか、ぜひ最後までご覧ください。
アデルリン・ロドリゲスの基本情報
ロドリゲスのプロフィール
名前:アデルリン・ロドリゲス
生年月日:1991年11月18日
出身地:ドミニカ共和国
身長体重:190cm/95kg
利き手:右投げ右打ち
ポジション:一塁・三塁・外野
所属:パドレスAAA
2020年オリックスに在籍していた右の大砲が、マイナーリーグを経て再び日本球界に復帰。
年齢30歳にしてマイナー通算215本塁打を記録している、まさしくスラッガータイプの野手です。
課題の打撃力不足を解消するのが最大の目的で、ロドリゲス選手のパワーに期待が集まっています。
ロドリゲス選手の過去の実績やプライベートな情報については、別記事で詳しく紹介しています。
ぜひこちらの記事をご覧になっていただければと思います。
【動画あり】阪神新外国人元オリ・ロドリゲスの特徴と守備位置解説!
ロドリゲスの活躍予想(打撃・守備)
では、ロドリゲス選手はどんな活躍を期待できるのでしょうか。
数々の外国人野手をハズしてきている阪神ですから、やっぱり不安になりますよね。。
なので、贔屓なしに戦力分析をしていきたいと思います。
打撃編
打撃成績
1219試合 打率.271 215本塁打 839打点 998三振 OPS.801
まずは打撃に関してですが、マイナーリーグの成績はかなり良い数字だと思います。
打率・本塁打・打点は素晴らしいですし、OPS.801もなかなか高いと感じますね。
実際、近本選手はOPS.746だし大山選手はOPS.781なので、打撃の貢献度は高いでしょう。
ただし、マイナーと日本の野球は全然違うので数字を鵜呑みにはできないですよね。
特に三振数ですが、日本の外に逃げる変化球やフォークボールの対応が難しいので増えるでしょう。
「当たれば飛ぶ」という、まさに典型的な助っ人外国人というイメージどおりの選手だと思います。
2022年後半戦での成績予想は、打率.250・15本塁打と見ています。
打率はもう少し低くなるかな〜とも思いますが、オリックスで日本の経験もあるので多少期待はあり。
というか、得点圏打率.300以上が欲しい!というのが本音で、これさえあればOKと考えています。
守備編
守備に関してですが、正直ロドリゲス選手はマイナスに働くことを覚悟しましょう。
2020年オリックス時代、38試合で8失策を記録するほどザルなので、期待はできないですね。。
しかもセ・リーグはDHがないので、どこか守備につかないといけません。
最悪ピンチヒッター要員でもOKと思っていますが、現実的には一塁かレフトどちらかでしょう。
個人的には大山選手の一塁が最高にはまってるので、レフトで起用してくれたらなと思っています。
いずれにしても、守備力で貢献は難しい選手なので、無難にこなしてくれることを祈るのみです。
過去の事例
参考情報として、他球団を経験して阪神に入団した助っ人外国人のデータを紹介しましょう。
ジョージ・アリアス(オリックス→阪神)
2002年 126試合 打率.258 32本塁打 82打点
アンディ・シーツ(広島→阪神)
2005年 137試合 打率.289 19本塁打 85打点
クレイグ・ブラゼル(西武→阪神)
2009年 82試合 打率.291 16本塁打 49打点
私の理想のイメージは、アリアス選手のような活躍なんですよね。
打率は高くないものの、チャンスや一発が欲しい場面でガツンと打ってくれる6番打者タイプ。
パワーヒッターであることやオリックス出身の選手という共通点もあるので、期待したいところ。
阪神って、他球団から移籍してきた外国人選手が活躍することが多いんですよね。
ロドリゲス選手も大化けしてくれたら嬉しいな〜
スタメンメンバーのラインナップ
ロドリゲス選手の加入によって、スタメンはどのように変化することになるのでしょうか。
私が予想できる範囲ですが、変わると思われるところをピックアップしたいと思います。
島田海吏のスタメン落ち
外野の1枠が埋まることになるので、現状だと島田選手がベンチスタートになるでしょう。
2022年シーズンにブレイクし始めた俊足堅守の選手ですが、得点力アップのためにはやむを得ず。。
確かに私もそう思うんですけど、俊足でいえばすでに中野・近本の2選手がいます。
冷静に3人もいらないですし、得点力不足の現状ではパワーヒッターを入れるべきと感じます。
ですが、ロドリゲス選手がダメだった場合は即座に島田選手に戻すべきと思っています。
せっかくブレイクした選手ですから、成長を止めてしまわないように配慮は必要でしょう。
大山悠輔のレフト転向
個人的には反対なんですけど、ロドリゲス選手が一塁を守る可能性が高まっています。
それに伴って大山選手がレフトに転向となるかも、、という報道が出ていますね。
実際に矢野監督もこのようにコメントしています。
(大山選手の)膝のことを考えてもレフトの方がいいかなと思っている。
まじか、、と思っていましたが、ロドリゲス選手に対してはこう話されています。
こっちも空けて待っているわけじゃない。2軍でしっかりしたモノを見せてくれて、という順番になる。
ロドリゲス選手はスタメン確約ではなく、あくまで実績を残さないと出さないというスタンス。
なので、二軍での打撃・守備を見極めてから、一軍の守備位置を考えることになるでしょう。
打順は6番が妥当か
ロドリゲス選手の打順については、個人的に6番打者がいいのかなと考えています。
数字を残せばクリーンナップ昇格もありですが、最初は6番スタートが妥当と思います。
私の打順予想はこんな感じです。
1.中野
2.糸原
3.近本
4.佐藤
5.大山
6.ロドリゲス
7.北條
8.梅野
9.投手
相手チームからすると、大山→ロドリゲス選手の並びは結構脅威じゃないでしょうか。
プレッシャーの少ない6番打者ならそこそこ打つと思いますし、ダメなら7番に下げても良さそう。
それでもダメなら、代打要員もしくは二軍降格もやむなしでしょうし、下位打線に置くべきですね。
まとめ
以上、新加入のアデルリン・ロドリゲス選手について情報をまとめて紹介しました。
長年打撃力不足の課題を解消できていないので、彼が起爆剤になってくれたら嬉しいですね。
7月後半もしくはオールスター後に一軍出場となる見込みなので、みんなで応援していきましょう!