11月あたりから新外国人候補選手の獲得調査がたくさん報道されるようになりました。
この記事では、新外国人候補の3選手をピックアップしてご紹介したいと思います。
今の阪神の弱点をどのように補強をしてくれるのか、一人一人の特徴や狙いなどもまとめています。
ぜひ最後まで見てくださいね!
新外国人候補の最新情報
この記事を書いているのは12月上旬ですが、現時点ではまだ新外国人選手の入団発表は1人もいません。
毎年12月中旬あたりに獲得合意の報道があるので、これは別に珍しいことではないんですけどね。
とはいえ、憶測で書いても意味がないので、今年の新外国人選手のトレンドをご紹介できたらと思います。
ポイント
韓国リーグからの加入が増加傾向
12月中旬から徐々に獲得発表がある
ボーア・ガルシア・スアレスが退団の動き
韓国リーグからの加入が増加傾向
今年は、お隣の韓国リーグからの加入が増える傾向にあるのが特徴ではないでしょうか。
なぜなら、アメリカのマイナーリーグが新型コロナの影響で開催されなかったからです。
それゆえ、アメリカの選手情報が極端に少ない状態になっているのが今年の最大の特徴。
直接視察に行けない中どのように調査していたのかはわかりませんが、例年に比べ圧倒的に情報量が少なかったことは確かです。
なので、ペナントレースが例年どおり行われた韓国リーグに注目が集まっているわけです。
12月中旬から獲得発表予定
例年どおりのスケジュールであれば、12月中旬から徐々に獲得報道が流れ始めるでしょう。
昨年も、12月14日のボーア選手獲得報道を皮切りに、ガンケル・サンズ選手などの報道が矢継ぎ早にありましたね 。
年内に戦力を全て整えるというスケジュール感はおそらく変わらないと思うので、12月中旬以降は阪神ファンにとってとても楽しみな時期になってくるかと思います。
【12月26日更新】
クリスマスに向けて正式な獲得発表が次々と行われました。
チェン・ウェイン選手、ラウル・アルカンタラ選手、ロハスJr.・チェン選手の新規獲得が決定。
12球団を見渡しても、ここまで補強に力を入れ成功している球団はないのではないでしょうか。
2021年は阪神タイガース優勝候補筆頭になると思うので、今から非常に楽しみですね!
ボーア・ガルシア・スアレスが退団の動き
ボーア・ガルシアの両選手はすでに退団が発表されており、スアレス選手に関しても保留者名簿から外れ、退団の可能性が出ています。
2020年シーズンは、開幕遅延により過密日程となることから、外国人登録枠が4人から5人に増えていましたが、2021年シーズンも5人で行われるとのこと。
2〜3人が退団となれば、その分新たに獲得するのではないでしょうか。
また今年に限っては、ベテランの藤川・能見両投手が抜けたこともあるので、例年以上に活躍の見込みが高い強力な助っ人が必要と言えると思います。
【12月26日更新】
退団濃厚と思われていたスアレス選手が、なんと逆転残留になりましたね!
2年500万ドル(年俸2億7000万円)で再契約になりましたので、これで虎の守護神は来年も決まりましたね。
これで外国人8人体制が全て出揃ったわけですが、穴のない素晴らしい補強ができたのではないでしょうか。
阪神の新外国人3選手をご紹介
それでは、新外国人選手3名はどんな選手なのでしょうか。
アルカンタラ・ロハスJr.・チェン選手を詳しくチェックしましたので、ご紹介します。
ラウル・アルカンタラ
ドミニカ共和国出身、右投げ右打ちの先発型のピッチャーです。
2016年にメジャー初昇格を果たし、通算成績9試合で2勝5敗防御率7.19を残しています。
2019年から韓国リーグに移籍、2020年韓国リーグの斗山ベアーズというチームでプレーし、自己最多の20勝を挙げたピッチャーです。
近年阪神はドミニカ出身の選手をよく取っていて、代表的な選手としてはマルテ・ドリス・マテオ選手などがいますよね。
ソフトバンクはモイネロ選手などキューバとのパイプが強いのですが、おそらく阪神はドミニカとのパイプがあるんだと思います。
今年の韓国での具体的な成績は、20勝2敗防御率2.54という素晴らしい数字を残しています。
日米で争奪戦が行われていたのですが、阪神タイガースが勝利して2年契約を結びました。
契約内容は、2年契約で年俸200万ドル(約2億1000万円)だそうです。
2020年の韓国では年俸70万ドルでしたので、約3倍に跳ね上がったのは大躍進ではないでしょうか。
気になるピッチングについては、こちらの動画を見てみてください。
身長193cmと高身長ではありますが、上から投げ下ろすというタイプじゃないですね。
パワーピッチングの印象が強く、150キロを超える直球でガンガン押す感じ。
加えて、ツーシーム・スライダー・カーブを織り交ぜて抑えるスタイルですね。
コントロールは比較的よくて、2020年シーズンは39個の四死球しか与えていません。
これは1試合につき約1個という計算になるので、安定感ある投手という評価もできます。
ちなみに、今の彼の年俸は70万ドル(約7300万円)です。
2億6000万円と言われたボーア選手よりもリーズナブルですが、200万ドル(2億600万円)での獲得となったそうです。
他球団との争奪戦により大幅アップとなりましたが、獲得すべき優秀な選手だと思っています。
詳しくはこちらの記事にまとめていますので、ご覧ください。
-
【朗報】阪神外国人候補アルカンタラ超有能!経歴と韓国時代の動画を紹介!
続きを見る
メル・ロハスJr.
ロハスJr.選手もアルカンタラ選手と一緒でドミニカ共和国出身の選手です。
右投げ両打ちの外野手、2020年は韓国リーグKTウィズに所属していました。
名前からお察しのとおり、お父さんも叔父さんも従兄弟もプロ野球選手なんですね。
いわゆるサラブレッドなんですが、やはり血筋なのか韓国リーグでも大活躍中の選手。
2020年シーズンはホームランと打点の2冠を獲得していて、47本135打点と大爆発しました。
彼もまたメジャー、巨人など複数球団と争奪戦を繰り広げましたが、最終的に阪神と合意。
年俸は80万ドルから250万ドル(約2億6000万円)に大幅アップ、2年契約となりました。
数ある中から阪神を選択した理由は「サンズ選手の奥さんからの情報」だったそうで、阪神の野球環境や快適な生活環境が魅力だったらしいです。
とりあえず彼の打撃と守備の動画を作ったので、ぜひご覧ください。
ネットの情報だと体重100kgと書いてありますが、非常に引き締まった体格に見えます。
アスリート!って感じで、打撃に関しては内角を上手くさばいていて、長距離よりむしろ中距離ヒッターのような印象を受けます。
フェンスオーバーが難しい甲子園で戦うのなら、マートン選手みたいな中距離タイプの方が活躍できると私は思っています。
守備に関しては、2019年にゴールデングラブ賞を獲得しています。
盗塁も二桁を記録しているので、走攻守すべてが揃った有能な選手だと言えますね。
ロサリオ選手が苦しんだように、日本特有の厳しい内角攻めと切れ味鋭いフォークボールを見極められるかが日本での成功の大きな鍵になるのではないでしょうか。
詳しくは、こちらの記事にまとめていますのでぜひご覧ください。
-
【阪神】韓国2冠王メル・ロハスJr.マジ有能すぎ!プロフィールと成績と動画を紹介!
続きを見る
チェン・ウェイン
2020年9月に日本復帰、千葉ロッテに入団した左腕ですね。
台湾高雄出身、2005年から2011年まで中日ドラゴンズに在籍して活躍していました。
当時阪神タイガースが苦手にしていた投手で、やられた思い出が少したくさんあります。
そもそも、チェン選手のプロのキャリアは中日ドラゴンズからスタートなんですよね。
その後、オリオールズ・マーリンズとMLBでプレー、実力も実績もトップクラスの選手。
年齢は35歳とすでにベテランの域にあるのですが、十分活躍できる可能性がありますね。
契約条件は、200万ドル(約2億円)の2年契約となったそうです。
メジャー時代からは価格が下がったものの、阪神の中では高額な選手になりますね。
では、具体的にどんなプレーをするのか映像でチェックしてみてください。
こちらの動画を見ていただければ分かるとおり、パワー型ではなくむしろキレ勝負のタイプです。
かつての中日時代は、出どころが見えずらくかつスピード抜群だったため、全く歯が立ちませんでした。
ただ近年は球速も少し落ちたため、コントロール重視の打たせて取る投球が光っていますね。
阪神の大きな課題として、先発左腕不足があります。
ドラフト2位でJR東日本・伊藤選手が入りますが、ルーキーなので未知数。
実力も実績もあるチェン選手が入ってくれることで、素晴らしい補強になるでしょう。
2021年は外国人選手の年俸が一気に跳ね上がるので、日本人選手も負けずに活躍して欲しいです。
-
阪神新外国人候補チェン・ウェインってどんな選手?日米95勝左腕の特徴や球種
続きを見る
まとめ
以上、2021年阪神タイガースの新外国人候補選手を3人紹介しました。
2020年オフの阪神の補強はほぼ完璧だと思うので、来季優勝への期待が高まりますね。
なお、2021年の年間スケジュールをまとめておいたので、ぜひこちらでチェックしてください!
-
2021年阪神の活動日程を全公開!キャンプや開幕戦などを全部まとめてみた
続きを見る