2月最終日、キャンプも残りあと2日となりました。
キャンプ最後の練習試合として、今日はヤクルトスワローズとの練習試合がありました。
まだ練習試合とはいえ、1ヶ月後に開幕カードで当たるチームですので、下手な試合はできませんね。
今日も練習試合の模様を中心に感想などお伝えできたらなと思いますので、ぜひ読んでみてください。
キャンプ28日目のメニュー
では早速ですが、本日の練習メニューをご紹介しましょう。
おはようございます‼️
最終クール4日目のメニューです🐯
12時30分からヤクルトとの練習試合があります。#チェン 投手が初実戦です🔥#阪神タイガース#春季キャンプ#サンスポ pic.twitter.com/2kSpoNd9I1— 阪神情報@サンスポ (@sanspo_tigers) February 28, 2021
昨日の広島カープ戦に続き、今日もヤクルトスワローズとの練習試合があります。
いつも13:00からなのに今日は12:30からなんですね、、グラウンドとかの関係ですかね?
オープン戦前の最終実戦ということで、選手のみなさんも気合が入っていることでしょう。
今日の注目ポイントですが、野手で言えば大山選手が実戦に登場するところ。
脇腹を少し痛めていたようですので、その後の回復状況が気になるところですね。
サード大山・レフト佐藤輝という布陣でちゃんと機能するのか、そこもチェックポイント。
投手で言えば、外国人組が一挙に実戦初登場するところ。
チェン・ガンケル ・エドワーズの3選手が揃い踏みとなりますが、外国人枠争いも熾烈です。
彼らがどんな状態で仕上がっているのか、じっくりチェックできたらなと思っております。
キャンプ28日目のニューストピック
それでは、ヤクルトとの練習試合の内容を振り返っていきたいと思います。
中堅選手がついに大爆発
待ちに待った中堅メンバーの大爆発が、このキャンプ最終戦で起こりました。
具体的には、北條選手が2打数2安打、陽川選手が5打数4安打、糸井選手が3打数2安打でした。
特に北條・糸井選手はあまり結果を残せていなかったので、ようやくヒットが出てホッとしました。
この中でも目立ったのは、4安打を記録した陽川選手ですね。
昨年まで「長打は打てるけど安定感に欠ける」というイメージがあったのですが、今年は安定感抜群。
凡退した1打席もレフトへの鋭い当たりだったので、相当実力をつけてきたなという印象でした。
甲子園は右打者有利なので、大山選手と並ぶ右の大砲という意味ではかなり貴重だと思います。
この中堅メンバーは悲壮感を持ってキャンプをやっていたと感じます。
どんどん新人選手が加入する中、彼らが今年どこまで飛躍できるかに期待したいと思います。
大山悠輔は順調でひと安心
久しぶりに実戦復帰した大山選手ですが、見ている限りほぼ復調したと言っていいでしょう。
結果としては2打数ノーヒット1四球でしたけど、鋭いスイングと打球を飛ばしていたので◎
特に第一打席、ドラ1木澤選手の低めの直球を弾丸ライナーで打ち返していて、ひと安心しました。
脇腹を痛めていたとのことで、打撃の際に影響するので長引きそうという噂がありました。
もちろん完治してはいないと思いますが、シーズン中の大山選手並みのスイングをしていましたね。
これで開幕スタメン4番は決まったようなものなので、抱えていた不安要素が1つ減った状況です。
大山選手ファーストの是非というより、むしろしっかりとケーススタディを示したのが素晴らしい。
ロハスJr.不在→レフト佐藤・サード大山・ファースト外国人or陽川
ロハスJr.合流→レフトロハスJr.・サード佐藤・ファースト大山
こういうパターンを選手も理解しておけば、ちゃんと心の準備もできるものですよね。
個人的に矢野監督はベストな選択をしたなと思いますし、選手自身も納得の起用だと思います。
チェン・ウェインの安定感◎
先発のチェン選手は2回を投げて、山田哲人選手に本塁打を打たれるも1失点で終了。
中日時代によく見たチェン選手ほど球速はなかったですが、綺麗なフォームと球のキレは健在でした。
軽く投げているように見えて球は走っている独特なフォーム、この選手は改めて凄い選手だなと。。
私も見てて結構心配になったんですよね。。
けど、本人もそこは自覚しているようで、インタビューで次の課題に「球速」を挙げていました。
これを聞いて大丈夫だなと思いましたし、そもそもメジャー59勝の超一流選手なので心配無用ですね。
ちなみに、ガンケル選手は2回無失点、エドワーズ選手も1回無失点と結果を残しました。
投球回数の違いから、おそらくガンケル選手は先発でエドワーズ選手は中継ぎになるのでしょう。
この2選手が加わるとさらに競争激化しますし、ますます投手陣の選手層が厚くなってきますね。
高山俊・木浪聖也が安打記録も安泰ではない
今日の高山選手はセンター前にタイムリーヒットを放ち、打率.429でフィニッシュ。
なかなか打撃で結果が出なかった木浪選手もヒットを放ってアピールしていました。
とはいえ、彼らの置かれいる状況は安泰ではなく、それぞれに強力なライバルがいます。
高山選手で言えば、大物ルーキー佐藤輝明選手、そしてロハスJr.選手。
おそらくロハスJr.選手は開幕間に合わないので、このまま行けば高山選手は開幕ライトスタメン。
ロハスJr.選手が合流したら、残り1枠を高山選手と佐藤選手で争うことになるのですが、調子が維持できれば佐藤選手を内野に起用してライトの枠を確保できるでしょう。
つまり、オープン戦や開幕からの結果によって状況が変わるので、油断大敵な状態です。
木浪選手もショート最有力ではありますが、ルーキー中野選手と若虎・小幡選手が控えています。
今年のキャンプを見る限り、3選手の差はほとんどないので、誰が開幕スタメンになってもおかしくないと思っています。
昨年最も試合に出た木浪選手とはいえ、不調が続けば一気に形勢逆転も考えられます。
ファンからすると、戦力の底上げができて嬉しいですが、選手たちは必死でしょう。
プロって大変だなと思いつつ、木浪選手はじめ全選手を変わらず応援していきたいなと思います。
まとめ
以上、キャンプでの実戦最終試合を中心にリポートさせていただきました。
たくさんの選手がアピールに成功し、開幕メンバーがどんどん絞られてきた印象でした。
戦力的にはかなり上がっているので、今年はかなりいい成績を期待できるのではないでしょうか。
キャンプリポートはいったんここまでにして、次回以降はオープン戦リポートをお届けします。
こちらのリンク先に記事をアップしていきますので、ぜひご覧ください!!