キャンプも終盤戦に差し掛かり、練習試合中心のスケジュールとなってきました。
今日は中日ドラゴンズとの練習試合で、13:00からアウェイでゲームが行われました。
連日佐藤輝明選手の報道が加熱していますが、彼も含めた阪神ナインはどんな活躍をしたのでしょうか。
本日のキャンプの模様をまとめておきますので、ぜひ楽しんで読んでみてくださいね。
キャンプ20日目のメニュー
本日の宜野座キャンプ組のメニューはこちらです。
おはようございます‼️
本日の練習メニューです。
13時からで中日との練習試合があります。先発は #西純矢 投手🔥#阪神タイガース#春季キャンプ#サンスポ pic.twitter.com/cSQzpFNRM0— 阪神情報@サンスポ (@sanspo_tigers) February 20, 2021
主力・外国人組は宜野座に残り、若手メンバーは中日のキャンプ地北谷へ。
残留組は結構ゆとりのあるメニューになっているので、個々の体調に合わせた練習となりました。
若手メンバーで言えば、今日も佐藤・井上・陽川の強力クリーンナップで構成されているのがポイント。
先発投手は西純矢選手、高卒2年目の期待の右腕が今日はどこまで力を発揮してくれるかも見所。
さらに育成の鈴木翔太選手が古巣・中日相手に投げるので、そこも楽しみだなと思います。
2月末からはオープン戦がスタートするので、この時期は必死のアピールが続くでしょう。
果たしてどんな選手がアピールに成功したのか、この後詳しく書いていこうと思います。
キャンプ20日目のニューストピック
では、本日のリポートをしていきたいと思います。
北谷での中日との練習試合を中心にピックアップしていきますね。
佐藤輝明爆発で開幕スタメン濃厚か
またしても佐藤選手が活躍となりました。
1回表に3番打者として登場し、松葉選手のストレートをフルスイングしてセンター前にタイムリー。
6試合連続安打と結果を残し、オープン戦前の時期ながらも猛烈に評価を上げることになりました。
センター前タイムリーという結果も素晴らしいんですけど、佐藤選手は毎回内容も良いんですよね。
具体的には3-2とフルカウントまでしっかり粘っていたこと、そして最後の球もフルスイングしたこと。
直球を弾き返したわけですが、タイミングも合っていたし、自分の間合いで勝負できていたのも◎。
今日の試合を見て、守備位置はわかりませんが確実に開幕スタメンに入ってくることを確信しました。
他の選手にはない雰囲気があり、打撃力も対応力も素晴らしいので、1年目から起用されるでしょうね。
将来を見越したものではなく、実力的にスタメンで使うべきだとの評価に変化しつつあります。
井上・陽川の活躍もフォーカスせよ
佐藤選手に話題が集中していますが、クリーンナップを組んだ井上&陽川選手も状態は良さそう。
彼らも今日はヒットを放っていて、井上選手なんかも毎試合きっちり結果を出している印象です。
さて、井上選手ですが今日は初めてのマルチ安打を記録しています。
1回表は詰まりながらライト線の二塁打、その後にはレフト前にクリーンヒットで完璧な打撃。
佐藤選手の刺激もあるのか、毎試合きっちり集中できていると感じるので非常に頼もしい限り。
井上選手は佐藤選手と体格自体はあまり変わらないものの、打撃スタイルは少し違う印象。
佐藤選手は後ろ足に体重を残してフルスイングする「パワーヒッタータイプ」。
井上選手は軸回転かつ起用にバットを使いこなせる「アベレージタイプ」。
なので、本塁打数は佐藤選手だけど打率は井上選手という感じがしますね。
そして今日の試合で3打点を叩き出し、本塁打も放ったのが陽川選手。
2つの打点ともにさすがだなと思いましたし、二軍だけで無双していた陽川選手はもういませんね。
キャンプの練習を見ていても、陽川選手は明るくイジられながら苦しい練習をきちんとこなしてます。
地道にコツコツ積み重ねてきたものが、ここにきてようやく開花してきていると感じます。
ちなみに、遅咲きのスラッガーと言えば西武・中日で活躍した和田一浩さんが思い浮かびます。
30歳を超えて開花し2000本安打を記録した偉人ですが、ぜひ和田さんのようになって欲しいです。
西純矢は一軍生き残りか
先発投手として4回を投げ切った西選手ですが、なかなかの出来だったと感じました。
1回こそ四球とホームランで3点を取られましたけど、2回以降はパーフェクトピッチング。
成長過程ではあるものの、一軍でも使えるレベルになってきたかなという印象ですかね。
課題として不安を残したのが、立ち上がりに崩れることとランナーを背負った時の投球。
ここは紅白戦も同じだったので、じっくりと改善していかないとダメかなと思っています。
とはいえ、キラリと光る素材の良さもあるので、一軍の当落線上にはいるのかなと。
あとは他の選手との相対評価になるでしょうけど、阪神は投手の選手層が厚いですからね。。
今年1年はファームで使いながら、たまに一軍のリリーフで起用するみたいな感じなんでしょうか。
(個人的には一軍で2週間に1回くらい先発登板させるくらいがいいかなと思っています)
おそらくオープン戦でも投げると思うので、そこまでにさらなるレベルアップを期待しましょう。
中谷・北條が厳しい立場になっている・・
素晴らしい若手選手のアピールの一方、中谷・北條選手は厳しい立場になっているなと感じます。
中谷選手は外野の定位置争いで遅れを取っていますし、北條選手も新加入メンバーで霞んでいます。。
これまでたくさんチャンスをもらってきた中堅選手なので、これは必然と言えば必然ですが。
中谷選手に関しては、打撃でのアピール不足は仕方ないにしても、守備でのミスが目立ちます。
センターへのゴロヒットを後逸したり、実際の試合だとひどいエラーになるプレーなどなど。。
特にエラーが大きな課題として指摘されているので、こういうミスが悪印象になっちゃうんですね。
北條選手は目立ったミスはないんですが、山本・中野・小幡選手など新戦力が台頭しています。
彼らに勝たなければいけないものの、現状は頭抜けているという印象が少ないと言えます。
バッティングもそこまで打っていないので、開幕スタメンはないかな・・という感想です。
この二人は今シーズンが最後の勝負くらいだと思っています。
一生懸命頑張っているし、応援もしたいので、ここから巻き返して欲しいですね。
まとめ
以上、キャンプ20日目の模様をリポートさせていただきました。
キャンプ終盤戦、若手選手が生き残りをかけたアピールが続いていて、見てるだけで楽しい毎日。
若手のアピールが続くのか、中堅が巻き返すのか、ここからも要チェックしていきたいと思います。