阪神タイガースの最長老・ベテランの糸井嘉男選手。
超人や宇宙人と呼ばれ広く愛されている選手ですが、彼も苦しい時期が続いています。
いよいよ引退説も流れ始め、糸井選手が今後どうするのかに注目が集まるようになりました。
今回は、糸井選手の現状から引退説の真相までまとめていきたいなと思っています。
2021年糸井嘉男の現状
今現在は4月上旬ですが、糸井選手の状況をここでご紹介しておきます。
糸井嘉男の現状
出場試合:3試合
成績:打率.000(2打数0安打1四球)
年俸:1億8500万円
年齢:39歳(2021年4月現在)
まだまだ開幕直後とはいえ、糸井選手の出場機会はかなり減っています。
スタメン出場はなし、代打出場も3回だけと過去と比べてもベンチの時間が長くなっています。
糸井選手の輝かしいキャリアから考えれば、厳しい状況と言えるのではないでしょうか。
年齢は2021年7月で40歳を迎えますが、同い年にはロッテに移籍して活躍している鳥谷選手がいます。
阪神タイガースで出場機会を減らしたものの、ロッテで再起してスタメン出場を増やしています。
さらにヤクルトの主力・青木選手も同い年でバリバリスタメンですから、まだ動ける年齢でしょう。
ただ引っかかるのが、1億8500万円という高年俸。
2017年から4年間4億円を超える年俸で契約し、今年は大幅減俸になったとはいえ高い印象。
このままだと、福留・能見・鳥谷選手のように戦力外になる可能性もあると予想されますね。。
糸井嘉男の引退説は本当なのか
そんな糸井選手ですが、2021年シーズンを持って引退するのではと噂されています。
なぜそんな話が出てきたのか、そして実際に引退説は本当なのかを検証したいと思います。
糸井引退説が流れた理由
この背景には、2021年2月のキャンプ中に行われた新庄×糸井の対談にあります。
対談の内容について、糸井選手はこのように語っています。
引退するぐらいの気持ちでやれと言われました。
そしたら痛いところなくなる。
何となく分かるような気がします。
もちろん「引退する」と明言したわけではないですが、引退をかける気持ちでやれと言われたと。
これがなぜか歪曲されて、糸井は今年で引退するのではとネットを賑わせることになったんですね。
とはいえ、単年契約かつスタメン外の状況を見れば、現実味がありそうな感じはしちゃいます。
代打の切り札としての適性
糸井選手の今の立場で求められているのは、左の代打の切り札としての役割でしょう。
外野のスタメンには、好調のサンズ・近本選手がいて、さらに怪物ルーキー佐藤選手もいます。
さらにロハスJr.選手も加入するとなれば、外野のスタメンを勝ち取るのは非常に厳しいと思います。
私の個人の見解でもあるんですけど、かなり厳しいと思います。
チャンスにめっぽう強い印象がないこと、途中出場の経験が少なすぎることが理由としてあります。
糸井選手はスタメンで出続けて結果を出すタイプなので、左の代打で生き残るのはちょい難しいかな。
ただ、左の代打枠が空いているのが現状でもあります。
右には、陽川・山本・北條選手あたりがいますけど、左はルーキー中野選手くらい。
なので、糸井選手が必死で代打枠を奪い取れれば、桧山さんのような代打の神様になれるかもです。
そうすれば、糸井選手もまだまだ長く阪神で活躍することができるのではないでしょうか。
足の怪我の心配
糸井選手がスタメンで出れない最大の要因は、両足に抱える膝の古傷があります。
DHがないセ・リーグでは、守備に影響が出る足の怪我は致命的なので、勿体ないですよね。。
糸井選手の足の怪我なんですが、オープン戦からの動きを見る限り具合はよくなさそう。
今の状態では、守備ネックで代打でしか出場機会を与えることができないのではと感じています。
出塁してもすぐに代走を送られていますし、度重なる怪我でもう限界に近いのかもしれませんね。
これらの現状分析からも分かるとおり、糸井選手の生きる道は代打の切り札でしょう。
2021年いっぱいで引退もしくは阪神退団とならない為には、この方法しかないと思います。
糸井選手とて現状の自分の置かれている状況は理解しているでしょうし、変化を期待したいですね。
まとめ
以上、糸井選手の引退説について背景や現状のご紹介をしてきました。
このままだと本当に引退の危機になりそうですが、何とか代打で活躍して欲しいですね。
八木裕・桧山進次郎・関本賢太郎に次ぐ「代打の神様」になれれば、盤石なチームになりますし。
ぜひ今後の糸井嘉男選手がどんな活躍をしてくれるのか、期待しながらチェックしていきましょう。