2021年度の阪神タイガースコーチングスタッフが発表されましたね。
一軍二軍ともに、色んな担当変更があったので詳しくチェックしてみたいと思います。
今回の編成は違和感が大きい部分もあったので、その謎についても書いていきます。
来季のチームを左右する首脳陣やいかに、しっかりと分析をしていきましょう。
2021年阪神コーチ編成3つの謎
早いもので、に2021年シーズンのコーチングスタッフの編成が発表されました。
最近はドラフト会議、藤川球児選手の引退試合、能見選手のラスト登板でイベント続きでバタついていましたが、チームは来季に向けてすでに始動しております。
というわけで、2021年シーズンのコーチ陣を見ていたのですが、「おや?」と思う編成がチラホラ。
少し意図が分からないな〜と思う箇所があったので、その部分を指摘していこうと思います。
バント担当コーチの新設
来年から「バント担当コーチ」が新設されるそうです。
担当は久慈コーチとなるそうですが、そもそもなぜバント担当が必要なんでしょうか。
というのも、今年のセ・リーグの犠打数を見てみてください。
参考
阪神 86個
広島 81個
中日 73個
巨人 59個
ヤクルト 56個
DeNA 51個
そうなんです、2020年シーズンは阪神が一番バントが多かったんです。
企画数が分からなかったので成功率は不明ですが、バントをさらに増やすのでしょうか。
ちなみに、私は阪神タイガースのバント重視の戦略は賛成です。
それはなぜかというと、阪神が投手力が高いためロースコア勝負向きだからです。
なので、今の阪神は1点を確実に取りに行く野球を徹底すべきと思っています。
とはいえ、現状すでにリーグトップのバント数なのに、担当を新設する意味は何かな?
ここはちょっと不可解だなあと思いました。
久慈コーチの役職兼任
今の阪神で一番の課題と言えば、間違いなく内野の守備でしょう。
そんな内野守備担当の久慈コーチが、バント担当も新たに兼任するのは少し疑問です。
なぜなら、守備の改善に集中して時間と労力をかけて欲しいと思っているからです。
例えば、数学のテストを翌日に控えている学生がいたとしますよね。
残りの勉強時間100%を数学に費やせると思いきや、国語のテストも追加。
こうなると勉強時間の配分が変わってくるので、数学の点数は伸びないのと一緒です。
しかも今回新設の「バント」は、守備ではなく打撃分野なのでこれまた謎。
どういう意図でバント担当を久慈コーチに兼任されたのか、批判を免れないと思います。
二軍打撃コーチに平野さんを抜擢
ここに関しては、少し不安だなあと思うくらいなので軽い違和感です。
平野恵一さんが二軍打撃コーチ就任となったのですが、スラッガー育成を望んでいた身としては腑に落ちず。
選手としてはガムシャラなタイプなので個人的に好きなんですけど。
来年から長距離タイプのドラ1佐藤選手が入団しますし、長打を打てる野手の育成は阪神の課題だと思うんですよね。
平野さん自身体が小さく、コンパクトに振り抜く打撃スタイルなので、果たして長距離砲の育成ができるのか。。
ただこれに関しては、平野さんの現役時代のプレースタイルしか知らないので、指導者としての腕前は別の可能性あり。
とにかく、阪神は長年得点力不足に悩まされているので、打撃力強化をしっかりやって欲しいですね。
まとめ
今回は少し辛辣な意見として、2021年コーチングスタッフに言及してみました。
「お友達編成」みたいな批判も多かったですが、風通しは良い方がいい派なのと、星野監督だって親友の田淵さんをコーチに据えて優勝したわけですから、私は賛成です。
とはいえ、適材適所が大切なのは間違いないので、ここで記載した3つの謎は気になるなあと思っています。
来年こそ優勝するために、とにもかくにもコーチ陣には最善を尽くしてください!