
2019年シーズンまで阪神タイガースの中心選手だった鳥谷敬選手。
彼が阪神を去って1年になりますが、現状と来季残留報道について書いてみようと思います。
ロッテに移籍して以来、鳥谷選手の境遇は果たしてどう変化していったのでしょうか。
2020年鳥谷敬の成績振り返り
では早速、ロッテ1年目の鳥谷選手の成績を振り返っていきましょう。
ポイント
42試合 36打数5安打 0本塁打 6打点 打率.139 得点圏.143
スタメン出場ではなく、主に代打での出場となった2020年シーズン。
鳥谷選手はフル出場で成績を出すタイプなので、なかなか数字的には厳しい結果です。
打率もプロ入り初の1割台になり、本人も悔しい思いをしていることでしょう。。
ただ出場機会自体は減ってきているものの、ロッテナインにとって影響力は絶大だそう。
阪神時代もそうでしたが、誰よりも早く球場に現れてトレーニングをして、しっかり試合の準備をする姿勢は今でも継続しているようです。
井口監督も、このようなコメントを残されていますね。
いい形で引っ張ってくれている。いい存在感を出している。
7月18日に鳥谷選手が移籍後初ヒットを打った時も、ベンチの選手たちは大盛り上がり。
ベテラン選手が少ないロッテにおいて、いかに鳥谷選手が人望が厚いかが分かるシーンですよね。
個人的には、2005年の優勝メンバーである今岡真訪二軍監督と同じチームにいるのも嬉しいんですけど。
批判を覚悟で言うと、そもそもロッテはプレーヤーとしての活躍を期待して鳥谷選手を獲得したわけではないと思っています。
おそらく「お手本」「求心力」「教育」といった、数字に表れない部分の価値を感じたからではないでしょうか。
なので、鳥谷選手の2020年シーズンの評価に関しては、出場成績や数字では判断できないと思っています。
そして、今シーズンロッテは見事に2位になりCSへの出場を決めました。
鳥谷選手の貢献度がどれくらいかは不明ですが、13年ぶりに2位になったのは事実。
鳥谷選手が貴重な戦力であることを、球団も首脳陣がこの1年で気づいてくれていたら嬉しいなと思います。
2021年鳥谷敬ロッテ残留の裏側
さて、ロッテとの単年契約が終了した鳥谷選手ですが、2021年も残留との報道が。
阪神ファンは胸をなでおろした人が多いと思いますが、それは私も同じです。
今シーズンはコロナの影響もあって戦力外が多かったですね。
じゃあなぜ鳥谷選手はロッテに残留ができたのか、その理由はこちらだと思っています。
ポイント
若手の教育・お手本としての価値
代打や守備の要員として戦力となる
コスパが非常に良い
教育・お手本に関しては先ほど話したとおりで、来季もその役割を期待されているのでしょう。
さらに代打・守備要員としての力も健在だとの評価があったものと思われます。
ただ注目すべきは、コスパが非常に良いという点なんですよね。
そもそも鳥谷選手の年俸は1600万円で、これは一軍最低保障額の金額と同額。
ロッテ的は非常に安いお買い物なんですが、鳥谷選手加入による収益アップは大きいはずなんです。
その最も大きな収益源は「グッズ売上」でしょう。
阪神時代も圧倒的な人気でグッズ売上TOPを誇ってましたが、ロッテでも人気急上昇。
阪神時代からの鳥谷ファンとロッテの新規ファンがグッズを買うはずなので、ロッテ的には非常に美味しいと言えるでしょう。
なので、最悪ロッテで戦力にならなくても、球団は鳥谷選手を手放さないでしょう。
40歳になってもあのルックスですから、なかなか人気が衰えることはないですね。
まとめ
簡単でしたが、鳥谷選手の現状や来季ロッテ残留の理由などをご紹介しました。
個人的には、鳥谷選手には長く現役を続けて欲しいですし、引退後は絶対に阪神に戻ってきて欲しいなと思っています。
退団の仕方が少し引っかかるんですけど、、また阪神に力を貸してください。
というわけで、2021年も鳥谷選手を全力で応援していきたいと思います!