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スーパー中学生として150kmを記録し、高知高校を経てドラ1で阪神入りした森木大智選手。
将来のエースとして注目を集めている選手ですが、ルーキーイヤーの2022年はファームで修行中。
森木選手はいまどんな状況なのか?育成は順調なのか?今後の展望はどうなのか?
阪神ファンの気になるポイントを詳しく解説していこうと思います。
森木大智の現在地
2021年ドラフト1位で入団した森木選手ですが、2022年8月の時点ではまだ一軍登板はなし。
高卒ルーキーだし、当たり前っちゃ当たり前なんですけど、やっぱり動向が気になりますよね。
そこでまずは、1年目シーズンの森木選手の活躍をまとめてみたいと思います。
ファームの投手成績
森木大智の成績
10試合(先発7試合) 3勝2敗 防御率3.67
ファームのローテーションの一角として、日々鍛錬を続けているのが森木選手の現状です。
150kmを超える直球にさらに磨きをかけるべく、平田監督のもと成長を遂げているとのことです。
平田監督いわく「頭の良いピッチャー」だそうで、ミスや課題をしっかり修正できるタイプだそう。
それだけではなく、睡眠・入浴・食事・時間などの自己管理もしっかりできる自立した選手なんです。
睡眠は毎日7時間、入浴は38~41℃、SNSも時間制限、活躍中の投手の研究などの徹底ぶりもすごい。
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球速はMAX155kmまで伸ばしていて、変化球はツーシーム・スライダー・カーブ・チェンジアップ。
憧れは同じ高知出身の藤川球児さん、火の玉ストレートのような豪速球を投げることが目標だそう。
一軍での出場実績はまだないですが、そう遠くない未来に一軍で登板する日がくることでしょう。
U23NPB選抜メンバー入り
2022年8月1日に行われたプロアマ記念大会に、U23NPB選抜として森木選手もメンバー入り。
阪神からは高卒2年目の高寺選手も選出、その他根尾・藤原・安田選手も出場となりました。
最年少で選ばれるあたり、実力と期待の表れだと思いますし、1イニングを無失点で抑えました。
この登板を通じて、森木選手は手応えを感じていたようです。
真っ直ぐで上手く打者を翻弄できたと思います。ヒットは打たれましたが、真っ直ぐで押す投球ができました。このような舞台に選んでいただき光栄です。
自分より上の世代と試合をすることで、刺激と経験を得られたことでしょう。
また同世代のプロ仲間と交流もできたみたいなので、しっかり学んで生かしてもらいたいですね。
驚異の回転数2600超え
U23NPB選抜として登板した森木選手ですが、驚異の記録を出したことがニュースになりました。
ボールの球威やノビを測る「回転数」が、森木選手は2672回を計測して騒然となったそうです。
これがどのくらいすごい数字なのか、他の選手たちと比較してみましょう。
各投手の回転数
MLB平均:2200
大谷翔平:2164
根尾昂:2242
菅野智之:2513
藤川球児:2700
ダルビッシュ:2700
名投手の回転数と比較してもらえれば、2600超えがいかにすごい数字かわかるでしょう。
すでに藤川球児さんのレベルに達する記録であり、著しい成長を感じられるインパクト。
ハンカチ王子こと斎藤佑樹さんも「この回転数を投げられる指の力は素晴らしい」と絶賛。
まだ高卒1年目ですが、徐々に一軍レベルに近づいていることは間違いないでしょう。
藤川球児さんやダルビッシュ選手のように、ストレートで三振を取れる選手になって欲しいですね。
先輩・西純矢の刺激
2つ上の先輩である西純矢選手と仲が良いそうで、かなりの刺激を受けているようです。
西選手は2019年ドラフト1位ですが、2年目に一軍デビュー、3年目の今年は一軍で活躍中。
順調に成長を続ける先輩と過ごすことで、負けられないという感情が芽生えていると平田監督の話。
森木選手にとって西選手は「兄貴分」だそうで、プライベートも一緒に過ごすこともあるそう。
一歩先にいる西選手の存在はとても大きいと思いますし、切磋琢磨して頑張ってほしいですね。
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高卒投手の歴史と成績を振り返る
森木選手の期待は高まるばかりですが、阪神の歴代の高卒投手ってどんな人がいたのでしょうか。
1990年代あたりからの歴史を振り返ってみましょう。
1997 井川慶(沢村賞・最多奪三振等)
1998 藤川球児(最多セーブ・最優秀中継ぎ等)
2009 秋山拓巳
2010 島本浩也
2012 藤浪晋太郎
2016 才木浩人
2016 浜地真澄
2019 西純矢
2019 及川雅貴
最近の阪神の高卒投手でいえば、井川・藤川選手が最も活躍した選手と言えるでしょう。
井川選手は、リーグ優勝した2003年のエースで20勝を記録し、沢村賞も受賞しましたね。
名門ヤンキースへの移籍も果たし、2000年代の阪神の大黒柱として名を残した選手です。
そして藤川選手については、阪神ファンなら説明不要レベルのスーパーレジェンド。
勝利の方程式「JFK」の一角として2005年のリーグ優勝に貢献、メジャーにも挑戦されました。
現在はYouTubeや解説者として活躍しており、未来の阪神の監督として期待されている偉人です。
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ちなみに個人的に注目しているのは、2021年シーズンにブレイクした及川選手。
森木選手と同じくスーパー中学生として有名だった選手で、横浜高校からプロ入り。
ポテンシャル・体格など含めてよく似ていると思うので、森木選手も2年目から飛躍を期待したいです。
森木大智の今後の展望
では最後に、私の期待も込めて森木選手の今後の展望について書いていこうと思います。
2023年一軍初登板&初勝利
1年目の成長曲線を見れば、2年目あたりに一軍デビューとなると思われます。
そこで初勝利を挙げ、ローテーションを狙えるくらいにレベルアップしてくれるを期待します。
実際、井川・藤川・西・及川すべての選手が高卒2年目に一軍デビューを果たしています。
鉄壁の阪神投手陣なのでハードルは高いですが、若手にチャンスを与えてくれる球団でもあります。
藤浪選手以来の大型右腕として、2024年からローテーションを奪うくらいの勢いで頑張って欲しいです。
先輩投手陣への挑戦
高卒投手ですでに活躍している先輩に、挑戦して欲しいなと思います。
特にこの選手を目指してもらいたい!と思うのは、こちらの方々です。
目指すべき先輩投手陣
佐々木朗希
宮城大弥
奥川恭伸
西純矢
彼らはまさに今高卒3年目なんですが、みんな一軍でバンバン活躍している選手たち。
佐々木選手は別格ですが、宮城選手も2年目シーズンで13勝を挙げて一気にブレイクしました。
奥川選手も2年目に9勝を記録しましたし、3人とも着実に実績を積み重ねているメンバーです。
森木選手にとっては良い指標となると思いますし、背中を追いかけて欲しいところです。
阪神の大黒柱への成長
阪神ファン誰しもが思っていることですが、数年後にはエースとして君臨して欲しいですね。
青柳・伊藤将・西勇輝・西純矢・高橋遥・森木のローテ6人になったら、本当に最強だと思います。
阪神は投手陣がめちゃくちゃレベル高いので簡単ではないですが、しっかり鍛えて枠を掴んでください。
ちなみに、阪神タイガースの野手の大黒柱といえば、近本・佐藤・大山・中野などの選手たち。
彼らの活躍にももちろん期待しているのですが、実は彼らのフォトタオルが人気爆発中。
現地でも自宅でも使えるおすすめグッズなので、ぜひこちらを手に応援してくださいね。
まとめ
以上、阪神の未来のエースである森木大智選手を特集させていただきました。
1年目はファーム生活が続いていますが、順調に成長を続けているのでとても期待が高まります。
はやる気持ちを抑えつつ、2023年以降に一軍で活躍してくれるのを楽しみに待っていたいと思います。
また動きがあれば、記事を更新させていただきます!