2021年シーズンに向けたFA移籍、戦力補強、残留など動きが激しくなっています。
移籍先が全て決まったわけではないですが、一足早く順位予想してみたいと思います。
今年は巨人が独走だったものの、果たして来年はどうなるのでしょうか。
戦力マップを見ながら私なりに予想をしていきたいと思います。
2021年セ・リーグの順位予想
早速ですが、2021年の順位予想をやってみたいと思います。
新外国人やFA選手などの加入・退団などを踏まえて、上から並べてみました。
2021年セ・リーグ予想順位
1.阪神タイガース
2.DeNAベイスターズ
3.読売ジャイアンツ
4.中日ドラゴンズ
5.広島カープ
6.ヤクルトスワローズ
1位 阪神タイガース
予想順位1位に選んだのは、我らが阪神タイガースです。
「阪神ファンだから当然だろう」という意見はあると思うのですが、2021年シーズンに関しては、阪神ファン抜きにしたとしても、阪神は優勝に1番近いのではないかと思っています。
これには、理由は大きく2つあります。
新外国人選手の大型補強
毎年補強自体はしていますが、今年の補強は相当本気度を感じる補強になりました。
なぜなら、他球団と争奪戦になった選手全員を獲得できることになったからです。
具体的には、元メジャーリーガーの先発左腕チェン・ウェイン選手。
さらに、韓国20勝投手のラウル・アルカンタラ選手.
韓国で本塁打・打点の二冠王に輝いたメル・ロハスJr.選手。
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3選手とも他球団も獲得に動いていたので、相当な好条件を提示したんだと思います。
この状況は、2003年に優勝した星野監督時代に行った補強とかなり似ています。
星野監督がチームの「負け癖」を振り払うため、26人もの選手を入れ替えたんですね。
メモ
引退
星野伸・葛西稔・伊藤敦・遠山奬志
日本人補強
金本知憲(広島)
下柳剛(日本ハム)
中村豊(日本ハム)
野口寿浩(日本ハム)
伊良部秀輝(メジャー)
外国人補強
ポート・ウィリアムス
いわゆる「血の入れ替え」を行い、外部からたくさん補強したことで2003年優勝という結果を導くことができたのです。
今年の外国人補強に関しては、当時並みの気合が入ってるなと感じます。
打線の軸が決まってきた
現段階で、阪神タイガースはスタメンの顔ぶれがある程度決まっています。
以前では考えられないですが、これは戦力が整ってきた証拠だと思います。
決まってないポストは「ライト」「ファースト」くらいかなという感じですね。
あとは課題の守備に関して、どれだけ克服できるかが問題です。
ディフェンスさえしっかりすれば、2021年優勝は十分にあるのではないでしょうか。
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DeNA ベイスターズ
ジャイアンツと迷ったんですが、2021年はDeNAが躍進すると僕は思います。
なぜそう思うか、その理由は3つあります。
強力打線が健在
DeNAは、打率.266・本塁打135本というセ・リーグNo.1の数字を残しています。
今年大ブレイクした佐野選手やヒットメーカー宮崎選手を中心に、打撃力は高い状態を維持できると考えています。
ただし、ロペス選手と梶谷選手が退団することになったので、彼らの穴を埋めれるかどうかも重要ポイントです。
先発投手陣の復活
今シーズンのDeNAが惜しかったのは、先発投手陣がうまく機能しなかったことです。
エース今永選手は左肩の調子が悪くクリーニング手術を行いましたし、濱口選手もシーズン通して調子が上がりませんでした。
そして、守護神の山崎康晃選手が絶不調だったことは相当成績に影響が出たと思います。
ただ先発投手陣が崩れる中、それでもセ・リーグ防御率3位にランクインしてました。
これは中継ぎ投手陣の安定感と成長があったからだと思うのですが、2021年シーズンで先発投手陣がきちんと復活すれば優勝候補に入ってくるのではないでしょうか。
井納選手も梶谷選手同様、読売ジャイアンツへの入団が決まりました。
ただ正直なところ、DeNAでの実績はそこまで高くないので、さほど影響はないと思います。
読売ジャイアンツ
ジャイアンツは2020年優勝しましたが、2021年シーズンは3位と予想をしました。
その最大の理由は、菅野選手のメジャー挑戦です。
チームとして、エースとして、戦力的にも精神的にも支えていた人物がチームを去ると、ガタガタと崩れていく可能性は十分あります。
丸選手が広島から移籍した時のように、チームの歯車が噛み合わなくなると上手くいかなくなるケースも多いんですね。
先発陣で言えば、戸郷選手やサンチェス選手などがいますが、菅野選手に変わる安定感のあるピッチャーはいません。
今シーズンこそチーム防御率1位でしたが、菅野選手が抜けた後にどうやって投手陣を強化するのか非常に重要になるでしょう。
それだけ菅野選手が抜けることは、ジャイアンツにとって大きな痛手になると思います。
とはいえ、坂本・岡本・丸のクリーンナップは安定して数字を残すでしょうし、松原選手のような若手も育ってきているので、Bクラスに陥落することは考えにくいでしょう。
中日ドラゴンズ
中日ドラゴンズに関しては、4位に予想をしました。
今シーズン貯金5の3位と地力がついてきたように見えますし、打線は大島・高橋周平選手が3割を超えて大活躍。
投手に関しては、エース大野選手がFA移籍せず残留となったので、投打の主軸が来季も健在なのは大きいと思います。
そんな中、なぜBクラスの4位にしたのかと言うと、理由は2つあります。
不協和音
2020年12月現在ですが、中日は球団側と選手側の間でもめています。
その理由は、契約更改の条件面でなかなか溝が埋まらないからです。
そもそも、新型コロナによる球団側の経営状況の悪化というのが前提です。
その中で、大野選手残留に向けて破格の条件を提示したことが影響したのか、他の選手の年俸はなかなか上がらず保留にしている選手が多い状況です。
これは私の経験則なんですが、球団側と選手側が上手く噛み合っていないチームの優勝はかなり難しいです。
両者が一体となってチームを強くする方向に向いてなければ、シーズンも良い結果を残すことができなくなる傾向があります。
投手力不足
ナゴヤドームはご存知のとおり、球場自体広くフェンスも高いため、本塁打や得点を非常に取りにくい球場です。
攻撃よりも守備向きの球場にもかかわらず、2020年シーズンは防御率全体で4位でした。
リリーフ陣は祖父江・福・マルチネス選手などいますが、先発投手陣は大野・福谷選手以外なかなか現れませんでした。
この先発投手陣の改善がなければ、中日の躍進というのは厳しいのかなと思っています。
広島カープ
2018年まで3連覇していた広島カープですが、2020年シーズンは5位でフィニッシュ。
2021年シーズンもAクラスに躍進することは難しいのではないかと思っています。
広島の今の最大の課題は投手力でしょう。
今年はルーキー森下選手がフル回転の活躍をして、10勝3敗貯金7を作り出していました。
にもかかわらず借金4という結果になったので、全体的な投手力の底上げというのは確実に必要になると思います。
エース大瀬良選手は今年手術しましたが、来期どこまで回復して投げられるかで広島の順位も動く可能性は高いでしょう。
打撃に関しては、鈴木誠也選手を中心に強力なのですが、かつて3連覇した時のような勢いはないかなという印象。
この原因は、新井選手のような精神的支柱になるベテラン選手が不在だからだと思っています。
実際、新井選手が引退して丸選手も巨人に移籍したことにより、チームは順位を下げていきましたよね。
チームを力強く引っ張っていく存在っていうのは、必要不可欠なんだと思います。
ヤクルトスワローズ
ヤクルトは2020年シーズン最下位でしたが、 来季も最下位と予想しました。
理由は、今シーズンチームの打率・防御率ともにセ・リーグ最下位だったからです。
さすがに1年で両方の数字を改善するのは難しいのではないでしょうか。
吉報だったのは、山田哲人選手が残留して主将に就任したことです。
また、ベテランの青木選手と若き大砲の村上選手が打率3割を残せたことは大きいです。
神宮球場なので打者有利なのは当然なのですが、ベテランと若手がチームを結果で引っ張るスタイルはとても理想的だと思います。
とにかくヤクルトの場合、毎年投手力が課題なので補強などの対策は必要でしょう。
バッティングは得意な選手が多いので、投手陣の充実が成績アップに直結すると私は思っています。
このシーズンオフにどんな補強をするのか、要チェックですね!
まとめ
以上、2021年のセ・リーグ順位予想をやってみました。
毎年混戦となるセ・リーグとはいえ、阪神はいよいよ優勝もある戦力になってきました。
あとは、新外国人選手と主力選手が怪我なく戦えることが条件になるので、オフシーズンしっかり休み、鍛えて頑張って欲しいですね。
ぜひまた2003・2005年のような歓喜を味わえることを願っています!