佐藤輝明選手の2年目シーズン、2022年8月に入って大不振に陥っています。
8月13日時点ですが、月間打率.111、0本塁打、5打点、出塁率.227という状態。
チームも5連敗中とかなり重症なんですが、佐藤選手はなぜここまで不振になっているのでしょうか。
今回は、佐藤選手のデータや状況を分析して3つの原因を突き止めました。
その原因について、そして将来的に改善できるのかどうかを解説していこうと思います。
2022年佐藤輝明の成績と比較
夏場に入り、打撃不振で苦しんでいる佐藤選手。
2021年も同じように苦しんだ時期もあったと記憶していますが、昨年との比較をしてみましょう。
2021年 | 2022年 | |||||
打率 | 本塁打 | 打点 | 打率 | 本塁打 | 打点 | |
3・4月 | .245 | 7 | 19 | .284 | 7 | 17 |
5月 | .301 | 6 | 19 | .266 | 5 | 12 |
6月 | .284 | 6 | 10 | .270 | 2 | 19 |
7月 | .227 | 1 | 4 | .267 | 2 | 7 |
8月 | .222 | 3 | 8 | .111 | 0 | 5 |
9月 | .000 | 0 | 0 | - | - | - |
10月 | .171 | 1 | 4 | - | - | - |
合計 | .238 | 24 | 64 | .259 | 16 | 60 |
全体的な打率は今のところ2022年で改善が見れますが、一方で本塁打数が減っていますね。
三振数も減っていることから、アベレージ的に多少改善傾向にあるのかな〜とは感じます。
ただ一番気になるのは、2021年も夏場から一気にバッティングが崩れたことです。
59打席連続無安打を記録したのも、8月22日〜10月4日までの夏場から秋にかけての期間でした。
2022年シーズンも同じ時期に近づく中、佐藤選手はまたしても不振に陥っているというわけです。
2021年は「他球団の研究と対策」「オリンピック休みの影響」など色々言われていました。
結局8月以降は絶不調となり、9月は二軍降格を経験し、消化不良のままシーズンを終えていました。
ルーキーイヤーだし、経験を積めば改善されると私自身も思っていましたが、2年目も同じ現象に。
こうなると、おそらく佐藤選手自身に何かしらの原因があると感じますよね。
じゃあどんな原因が想定されるのか、私自身は3つあると考えています。
佐藤輝明大不振の3つの原因
佐藤選手がなぜ大不振に陥るのか、3つの原因について解説していこうと思います。
圧倒的な体力不足
最も大きな原因としては、1年間戦うだけの体力が不足しているという点でしょう。
プロ野球はシーズンが長いですから、毎日戦い続ける体力がなければ成績も残せません。
佐藤選手の体力不足については、プロ野球OBの方々も指摘しているところでもあります。
例えば、2021年打撃不振で二軍降格となった際、平田二軍監督はこのようにコメントしています。
こんな体力がない選手は見たことがない。
また、元メジャーリーガーの上原浩治さんも2021年の打撃不振についてこう語っています。
1年間やる体力が必要ですから、後半にバテてしまったっていうのは1年間の体力がなかったってことですよね。
その他、阪神の首脳陣も口を揃えて「体力不足」を指摘しているので、不振の大きな要因なんでしょう。
ということは、体力強化が上手くできなかったことが打撃不振に繋がっていると思われます。
ただ体力不足と言っても、佐藤選手は肉体的な部分より精神的な体力を強化すべきと感じます。
これは清原和博さんも指摘しているのですが、イライラしたり感情をコントロールできていないシーンが目立つんですよね。
シーズンの前半戦は冷静に打てているものの、後半戦で息が切れてしまい負の連鎖に繋がっているような印象を受けています。
春先の調子を維持するためにも、精神面の強化が佐藤選手には必要なのではと感じます。
配球の研究・勉強不足
これは佐藤選手自身と阪神タイガースの両方に原因があると思うのですが、研究・勉強不足と感じます。
選手・首脳陣ともにより深く配球を研究するべきだと思いますし、阪神に足りない部分ではないかと。
まず佐藤選手に関しては、昨年と同じ配球でずっと打ち取られているからです。
また、本塁打数の減少は強く振れていないことが原因ですが、背景に「自信のなさ」が見え隠れします。
配球がキチンと読めていないからこそ、スイングが小さくなり、打てなくなっているんだと思います。
もっとスコアラーや首脳陣とミーティングして、体ではなく脳を鍛えるべきじゃないでしょうか。
打撃のレパートリーが増えれば、よりフルスイングできますし、ホームランも増えると考えます。
頭脳派打撃コーチ・スコアラーの登用
じゃあ佐藤選手に問題があるのかというと、、残念ながら阪神首脳陣が怪しいなと感じています。
なぜなら、陽川・江越・高山・梅野選手などの中堅野手も、全然開花していかないからです。
スライダーやフォークの三振、度重なるゲッツーなど、同じことを何年も続いています。
他球団の野手はどんどん日本代表に選出されているのに、阪神はさっぱりですから・・
体力や筋力は他球団と遜色ないはずなので、差があるとすれば「思考力」しかないです。
頭脳派の打撃コーチやスコアラーをもっと配置すべきだと考えます。
いまの北川コーチ・新井良太コーチもいいんですが、理論派・頭脳派ではないので不安あり。
配球やデータ分析ができる専門家か、投手でいう藤川球児さんのような深い理解がある人が欲しいなと。
もっと頭を鍛える&使えるようになれば、阪神の野手陣も一気に花ひらくと思っています。
佐藤選手のパワーはお墨付きなわけですから、あとは脳ミソを鍛えれれば良いんじゃないでしょうか。
佐藤輝明の将来性と今後の展望
では、佐藤選手の将来性と今後の展望はどうなのでしょうか。
私の結論としては、未来は明るいので大きな心配はいらないと思っています。
なぜそう思うのかは、以下2つの理由があります。
改善ポイントが明確で解決できる
アスリート一家のポテンシャル
まず大事なのは「その問題を解決できるかどうか」ですが、体力面は努力で解決はできます。
肉体的・精神的な部分を強化すれば結果も変わるので、サボらずにやれば自ずと良くなるでしょう。
また、佐藤選手はポテンシャルも申し分ないので、伸び代が大きいこともポイントです。
父・博信さんは元柔道日本代表ですし、弟・太紀さんも関西学院大学の野球部で活躍中。
佐藤家については、別の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
阪神佐藤輝明の父・弟が凄い!佐藤家は超スポーツエリート一家だった!
これら2つの理由から、佐藤選手はキャリアを重ねるごとに成績を伸ばしてくれると思います。
もちろん本人の努力次第でもあるんですけど、コツコツ力をつけていってくれたら嬉しいですね。
まとめ
以上、不振に苦しむ佐藤輝明選手について、不振の原因と将来性について書いてきました。
圧倒的な体力不足は否めないものの、今後しっかり強化して改善できると私は予想をしております。
魅力的なパワーを生かすためにも、ぜひ精神面を集中的に鍛えてもらえたらいいと思います。
ちなみにですが、佐藤選手が身につけているネックレスが爆発的な人気になっています。
RAKUWA EXTREMEトルネードというものですが、普段使いもできる便利でオシャレな逸品。
サトテルファンの方や気になる方は、一度チェックしてみてくださいね〜