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2022年夏の甲子園大会で、一躍脚光を浴びた高松商業の浅野翔吾選手。
高校通算67発、走攻守三拍子揃った素晴らしい選手としてドラフト1位候補になっています。
早くも虎の恋人として阪神が注目していますが、果たして指名するのか。
さらには内野手への転向説もささやかれていますが、実現するのでしょうか。
詳しく解説していこうと思いますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
浅野翔吾の経歴やプロフィール
浅野翔吾のプロフィール
名前:浅野 翔吾
出身地:香川県高松市
生年月日:2004年11月24日
身長体重:170cm・86kg
ポジション:外野手
出身チーム:屋島中・高松アークバリア
出身高校:高松商業高校
50mのタイム:5.9秒
憧れの選手:甲斐拓也(ソフトバンク)
まずは浅野選手とはどういった選手なのか、解説していきたいなと思います。
中学通算55本塁打のミライモンスター
強豪・屋島中学では通算55本塁打の怪物として名を馳せ、名門・高松商業では早くも3番を担う香川の怪物・浅野翔吾(1年)。U15日本代表では1番打者として優勝に貢献。桁違いの長打力を誇り、野手の間を抜ける打球は別格。既に名門の柱として活躍し、夏以降は更に進化した姿に注目。 pic.twitter.com/KvsuHhSpQ4
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) August 13, 2020
2022年甲子園で一気に話題になった浅野選手ですが、中学時代からすでに怪物級。
中学の軟式野球部に所属していた3年間で、通算55本塁打を記録しているという破壊ぶり。
身長こそ170cmとやや小柄ですが、打撃力に関してはピカイチ、高松では50年に1人の逸材とのこと。
U15日本代表にも選出されていて、1番打者として抜擢されていました。
その活躍もあり、全国の名門高校から推薦の声がかかっていたそうですが、地元・高松商業へ。
高松商業では1年生から主軸を打っていて、通算67本塁打まで記録を伸ばしています。
驚くべきは、高校2年生の頃から両打ちしており、6本もホームランを打っているんですね。
おそらくプロ入り後は右に専念すると思いますが、バッティングセンスの高さは折り紙つきでしょう。
攻だけでなく走・守も一級品
【夏の甲子園】
2019年「BFA U15アジア選手権」代表選手
●上加世田頼希、渡辺優斗(大阪・門真ビックドリームス→敦賀気比)
●大森駿太朗(千葉・常盤平中→専大松戸)
●金田優太(埼玉・芝西中→浦和学院)
●浅野翔吾(香川・屋島中→高松商)
写真は浅野。すでに高校生のような体! pic.twitter.com/fBl5jATLkM— 大利 実(『中学野球の未来を創るオンラインサロン』始めました) (@mino8989) August 9, 2021
浅野選手の打撃が注目されがちですが、走力・守備力も見逃せません。
走力については50m5.9秒の快速の持ち主で、さらに遠投110mという強肩も持っています。
まさに走攻守の三拍子揃った選手なので、ポテンシャル的にもドラフト1位指名は間違いないでしょう。
打撃力だけなら、他に体格に恵まれた選手がたくさんいるので価値はそこまで高くない。
浅野選手は走攻守すべて揃っているので、プロのスカウトの評価はかなり高いと言えるでしょう。
高校卒業後はプロ入りを明言
素晴らしい選手だったとしても、大学・社会人への進学希望なら元も子もないですよね。
しかし浅野選手は、近江高校に敗戦した後すぐにプロ志望を表明しています。
以下、浅野選手のコメントです。
プロ志望届は出すつもりでいます。体は小さいですけど、パンチ力はあると思うので、ホームランバッターというよりは中距離バッターで強い打球を打ってチャンスを作れるようなバッターになりたい。
2022年ドラフト会議の目玉選手になることは、これで決まりました。
あとは何球団競合して、どこがクジを引き当てるのかが注目されそうです。
阪神タイガースは浅野翔吾を指名するのか
さて、魅力たっぷりの浅野選手ですが、阪神タイガースはドラフトで1位指名するのでしょうか。
結論から言えば、残念ながらおそらく指名しないだろうというのが私の予想です。
なぜ指名しないのか、以下2つの理由を考察してみました。
補強ポイントが合わない
そもそもですが、現在の阪神タイガースが求めている選手と合わないと思っています。
阪神の2023年以降の補強ポイントで言えば、こんなところではないでしょうか。
先発の本格左腕
守備力の高い内野手
先発の本格左腕に関しては、ドラフト1位で獲るべき最優先課題だと思っています。
阪神は投手王国ではあるものの、右腕ばかりで左腕が圧倒的に不足しているんですよね。
例えば先発ローテだと、青柳・伊藤将・西勇・西純・藤浪・ガンケル・才木選手がいます。
この中で左腕は伊藤将ただ1人だけで、あとは全員が右腕というアンバランスな状態になっています。
高橋遥・及川選手などもいますが、怪我や不調で見通しが立たないので、左腕は獲得すべきですね。
また、もし野手を1位指名するのであれば、守備力の高い内野手が必要だと思っています。
ショートは中野選手で固定できましたが、それ以外のポジションでのエラーが多くて不安定です。
守り勝つ野球の阪神にとって、投手力と守備力は超大切なので、鳥谷さん並の選手が欲しいところ。
高卒の浅野選手だと補強ポイントが合わなそうなので、1位指名はちょっとなさそうだなと感じます。
高卒野手は指名回避の傾向
阪神は高卒野手を全然1位指名しないと言われています。
実際、2007年高校生ドラフト1位の高浜卓也選手以来ずっと指名実績がありません。
一方で、藤浪・西純・森木選手など投手は積極的に指名しているというのも傾向としてありますね。
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あくまで予想ですが、、阪神には高卒野手の育成力に自信がないからだと思っています。
実際、ドラフト1位指名した選手たちを挙げると、これらの方々がいます。
1997年 中谷仁
2006年 野原将志
2007年 高浜卓也
将来を期待された選手たちでしたが、大成することはなく阪神から去っています。
以降、15年くらい高卒野手の1位指名はないので、育成に懐疑的なのかなと(清宮選手を外したが)
おそらく浅野選手の指名もためらっていると思うので、阪神が積極的に獲得することはなさそうです。
以上のことから、浅野選手ではなく大卒の左腕もしくは内野手を1位指名すると予想しています。
宮崎敏郎タイプなら1位指名もある?
阪神が1位指名することはまずないかな〜と思っていますが、確率はゼロではないとも思っています。
それは「宮崎敏郎タイプ」と阪神スカウト陣が評価しているなら、ありえると思うからです。
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まず1つ目は、3割を打てるアベレージヒッターであるというポイントです。
阪神には大山・佐藤・外国人のクリーンナップは揃いつつあるけど、アベレージタイプが不足中。
近本選手もいますが、中距離打てるパワフルな選手がいればより良い打線になるだろうと思います。
2つ目は、内野手を守れるというポイントです。
浅野選手は外野手ですが、中学時代は捕手ですし、内野もできるとの噂があります。
本格的に内野転向を阪神が考えているのなら、補強ポイントが合うので可能性ありとなります。
打撃力不足が深刻な阪神としては、打力のある若手は喉から手が出るほど欲しいのは事実。
果たして、久しぶりの高卒野手1位が誕生するのかどうか、今から楽しみですね。
まとめ
以上、高松商業の目玉選手である浅野翔吾選手をピックアップしてみました。
素晴らしい素材なのは間違いないですが、現時点で阪神が指名する確率は低いかなと思います。
個人的にはリスクを負ってでも獲得して欲しいんですけど、即戦力好きの阪神は獲りに行くのか。
彼の今後の活躍を期待しつつ、ぜひまた甲子園をホームグラウンドにして大暴れして欲しいと思います。