悲しいかな、2020年で阪神タイガースを退団される選手が報道され始めました。
阪神に多大な貢献をしてくれた方々には、本当に感謝してもし尽くせないです。
そんな選手が、今後どのような道を歩んでいくのかを今日は書いていこうと思います。
現役続行?引退?どの球団に?そのあたりをまとめてご紹介していきます。
2020年阪神退団の4選手
では早速、ベテランの4選手についてピックアップしていこうと思います。
長年プロで積んだ経験を生かして、今後どのように活躍していくのでしょうか。
メモ
藤川球児
福留孝介
能見篤史
上本博紀
藤川球児
阪神タイガースが誇る日本の守護神・藤川球児選手ですが、2020年で引退となります。
1998年ドラフト1位で入団して以来、阪神を中心にMLBや高知ILなど多方面で活躍された藤川選手。
阪神タイガースのみならず、日本の野球界や海外から日本球界に挑戦する選手にも大きな影響を与えてくれました。
記録の面では、日米通算243セーブは歴代4位、通算防御率2.08という素晴らしい数字を残されています。
そんな偉人がユニフォームを脱ぐのは、本当に寂しい限りですね。
で、そんな藤川選手はこれからどんな活動をされるのでしょうか。
これは阪神ファンの本音だと思いますけど、どうやら藤川選手は退団するそうです。
球団からは、当然ながら指導者の道を提案されたそうですけど、時期尚早だったようです。
行動力も人脈も広く、好奇心旺盛な方なので、この1年はゆっくりと色んな活動をするのでしょう。
将来的には必ず阪神に戻ってきて、後輩の育成に尽力してくれたら嬉しいなと思います。
【2020.12.14更新】
藤川選手は阪神タイガースを退団し、新たな道を歩み始めましたね。
「藤川球児の真向勝負」Youtubeチャンネルも開設されたので、ぜひみなさんチェックしてください。
福留孝介
MLB挑戦後、2013年から8年間阪神タイガースで活躍してきた福留孝介選手。
球界最年長となった2020年をもって阪神を退団することが決定的になりました。
後輩のお手本になる姿勢だったり、野球のセンスや勝負勘は誰にも負けない選手でした。
しかしながら、2020年シーズンは現時点で打率.154、本塁打1本、打点12と不調。
やはりプロの世界ですから、結果を残せなければ年俸の低い後輩選手が優先となります。
なので、福留選手は事実上の戦力外通告となったわけです。
阪神球団も福留選手の育成能力を高く評価していたそうなので、おそらく指導者転向の提案もあったと思います。
ですが、福留選手本人はこんな発言をされています。
ユニホームを脱ぐわけではない。元気に動けているし、悔いを残して終わりたくない。
選手としての意欲は衰えておらず、現役続行を希望しての阪神退団となりました。
本人がまだ現役でやりたいというのなら、その背中を押してあげるのは当然ですね。
肝心の移籍先の候補としては、中日かヤクルトが獲得するのではないかと言われています。
中日は福留選手の古巣であり、かつてPLの先輩・立浪さんに憧れて逆指名して入団した球団。
現役最後の花道をどの球団が用意するか、という視点から中日に注目が集まっています。
さらに中日は得点力不足が深刻で、2020年シーズンもセ・リーグ最下位で改善が必要。
勝負勘抜群で経験豊富な福留選手の加入で、得点力アップも狙えるという考えですね。
ヤクルトに関しては、高津監督と福留選手の関係が理由にあります。
福留選手がカブスに移籍した時期、高津監督もカブスの春季キャンプに参加。
この頃から二人は仲が良く、ヤクルトへの電撃移籍もあるのではと囁かれています。
戦力面でも、中日に継ぐ得点力の低さが問題ですし、ベテランである川端・雄平選手が二軍生活のため、福留選手のようなお手本を一軍に帯同させたい意向もあるでしょう。
このように、現役続行するなら中日かヤクルトへの移籍が濃厚のようです。
あとは各球団の経営方針もあると思うので、獲得に動き出すかどうかです。
【2020.12.14更新】
福留選手は中日ドラゴンズが獲得すると発表されましたね。
古巣に復帰ということで阪神ファンとしても嬉しいですし、本当に頑張って欲しいです!
能見篤史
2004年に自由獲得枠で阪神入りしたベテランも、今シーズンで阪神を退団となります。
本当に長い間、阪神一筋で頑張ってくれた能見選手、寂しい限りです。。
最近はリリーフとしての出場が多いですが、全盛期はバリバリ先発投手として活躍。
2012年には現役メジャーリーガーの前田健太選手を抑えて、奪三振王も獲得。
来季で42歳ですが、第一線で活躍してきた実力と経験はまだまだ活かせるはずです。
福留選手と同じく、現役続行のために阪神を退団することになった能見選手。
次の移籍先ですが、最有力候補としてはヤクルトではないかと思っています。
その最大の理由は、ヤクルトの投手力再建のためです。
ヤクルトは今シーズン、セ・リーグで防御率ワーストで深刻な問題となっています。
特に先発は、ライアン小川選手を除くと先発ローテで活躍している選手が少ないです。
とはいえ、梅野・寺島・清水選手などの若手が中継ぎで頭角を表しているのも事実。
なので、能見選手で中継ぎを補強することで、活きの良い若手を先発に回すことができると思います。
ヤクルトの投手陣はポテンシャルが高い選手が多いので、育成的視点でも能見選手の存在はとても貴重ではないでしょうか。
【2020.12.14更新】
能見選手はオリックスにコーチ兼任で移籍することが決定しました!
最終戦でも150km近いストレートを投げてましたし、まだまだ現役で活躍できるはずです。
球団もリーグも異なりますが、陰ながら応援を続けたいと思います。
上本博紀
ベテランと呼ぶにはまだ早いですが、上本選手も来期の構想外と報道がありました。
来期はまだ35歳ですし、バリバリ活躍できる年齢なので他球団からオファーは確実にあるでしょう。
そもそも上本選手は、体は小柄だけどセンスと実力は折り紙つきの選手。
かつて中日を日本一に導いた落合博満さんも、上本選手を高く評価していました。
さらに阪神に移籍してきた糸井選手も、
阪神に来て一番驚いたのが、上本だった。こんないい選手だと思わなかった
と、上本選手のポテンシャルに驚いたようで、プロ目線でも有能と思われる選手なんですね。
ただし、持ち味のひたむきなプレーゆえに怪我に泣かされてきた選手でもあります。
怪我さえなければ確実に阪神の中心選手になれたのですが、それがもったいないですね。
フィジカル面を踏まえて、上本選手を獲得する球団はどこなのか?が注目ですね。
私の予想ですが、広島あたり獲得に乗り出すのではと思っています。
理由は2つあって、1つは上本選手が広島県福山市出身であることです。
広島はもともと地元選手を中心にチームを構成する傾向が強いので、広陵高校出身の上本選手を獲得する可能性があるのではないでしょうか。
そしてもう1つの理由は、上本選手の弟が広島にいることです。
兄弟が同じチームでプレーすることは、新井兄弟のように話題性にも繋がりますし、調子を取り戻すこともできると思われます。
とはいえ、広島のセカンドには菊池選手というスタープレーヤーがいます。
守備で勝ることは難しいので、他のポジションを打撃力を武器に奪うしかないです。
もしくは、勝負強さを生かして代打の切り札としての起用を狙うかですね。
いずれの球団に移籍してもレギュラーを確約されないので、実力勝負となりそうです。
持ち前の全力プレーで、怪我に気をつけながら頑張って欲しいですね。
【2020.12.14更新】
上本選手はまだ移籍先が決まっていない状況です。
ぜひどこかの球団に決まることを心より願っています。
まとめ
阪神タイガースに貢献してくださったベテラン4選手の特集をいたしました。
彼らが退団してしまうのは本当に寂しいですが、次のステージでの活躍を願っています。
引退・現役、それぞれの道になりますが、どの道を選択してもずっと応援します。
今後の続報に注目していきたいなと思います。