2020年阪神タイガースで活躍したジャスティン・ボーア選手の韓国入り報道がありました。
ところが、本人が韓国リーグ入りを即日否定して世間を驚かせましたよね。
果たしてボーア選手の現状は一体どうなっているのでしょうか。
今回はお隣韓国の詳しい記事をご紹介したいと思いますので、是非チェックしてください。
韓国LGツインズが移籍先の最有力候補か
プロ野球ファンなら、LGツインズという韓国のチームを知っている人も多いでしょう。
韓国のニュース記事によれば、ボーア選手の移籍先としてLGツインズが最有力であると言うことでした。
韓国語の記事ですが、英訳すれば読めますので参考までこちらをどうぞ。
LGツインズとはどんな球団
そもそもLGツインズとはどんな球団なんでしょうか。
LGというのは「Lucky Goldstar」の略で、電化製品メーカーLGと聞くとピンとくる人も多いのではないでしょうか。
このLGグループ傘下が「LGツインズ」なんですね。
韓国リーグは現在1リーグ10チーム制で行われていますが、リーグスタートの1982年は6チーム。
そのうちの1チームがLG ツインズですので、非常に歴史のある球団というのが韓国内でのイメージです。
成績に関しては、1990年代に強くなったものの、近年はなかなか上位に食い込めない状態です。
2020年は79勝61敗4分けの4位でフィニッシュなので、成績としてはそこそこという状態ではないでしょうか。
ボーア獲得の経緯
ここから本題ですが、LGツインズはなぜボーア選手の獲得に動いているのでしょうか。
その最大の理由は、2020年にLGツインズに加入したロベルト・ラモス選手との契約交渉が難航しているからと言われています。
とりあえず、ロベルト・ラモス選手の2020年シーズンの成績をまずは見てみてください。
メモ
117試合 打率.278 38本塁打 86打点
メキシコ出身の25歳で、LGツインズ歴代最多の38本塁打を記録するなど、1年目から大活躍した選手です。
ちなみに38本塁打は今年の韓国リーグ2位の成績で、1位は2021年から阪神タイガースでプレーするメル・ロハスJr.選手の47本です。
さて、このロベルト・ラモス選手がなぜ契約交渉が難航しているかと言うと、年俸ネックではないかと言われています。
彼の2020年の年俸は50万ドルですが、ロベルト・ラモス選手的には今年の大きな活躍を背景に大きく年俸をあげたいと思っているようです。
しかしながら、韓国リーグは日本と比べても平均的に年俸は低いので、ロベルト・ラモス選手が求める年俸を出せないとなっている可能性が大です。
そんなロベルト・ラモス選手の守備位置がファーストなので、交渉失敗のリスクヘッジとしてボーア選手に白羽の矢が立っているということなんですね。
ボーア選手のLGツインズ入りの可能性
では、実際にボーア選手はLGツインズ含め、韓国リーグに移籍する可能性はどれくらいあるのでしょうか。
結論を言うと五分五分かなと思っています。
ボーア選手の本音としては、韓国リーグには行きたくないんでしょう。
なぜなら、年俸が大きく下がる可能性が高いですし、メジャー復帰への道も険しくなるからです。
2020年のボーア選手の年俸は250万ドルでしたので、ロベルト・ラモス選手の5倍とかなりの高年俸。
これだけの年俸の選手に対して、韓国球団が大金を用意して獲得することはかなり難しいんではないかと思います。
なのでボーア選手は、日本国内の球団からのオファーを最優先に考えているのは間違いないです。
ただし、このまま日本の球団からのオファーがない可能性も当然あります。
その時の次の手段として、韓国リーグ入りというのも可能性としては考えているでしょう。
不本意ではあると思いますが、こればかりは結果の世界なので仕方ありません。
もし日本の球団でボーア選手を獲得するなら、私の予想では読売ジャイアンツが有力かなと思っています。
外国人野手が手薄気味だし、ボーア選手ほどのパワーヒッターなら東京ドームで本塁打を量産できる可能性もありますからね。
日本でも韓国でも、ボーア選手が来年も納得した状態でプレーしてくれたらいいなと思っています。
まとめ
以上、ジャスティン・ボーア選手の韓国入り報道について、新情報をまとめてみました。
韓国の古豪・LGツインズが獲得調査しているようですが、果たして条件合意となるか。
それとも日本の他球団が獲得に向けて動くのか、これからの動きに注目したいと思います。