戦力分析

阪神糸原の勝負強さを生んだ3つのきっかけとは。原口と共通する挫折経験が鍵。

虎吉くん
糸原選手はなんで勝負強いんや?

 

5月14日に行われた巨人との伝統の一戦で、糸原選手が勝ち越しのタイムリーで勝負を決めました。

ここぞの場面で頼りになるのが糸原選手ですが、彼の勝負強さはどこから生まれたのでしょうか。

この記事では、糸原選手の持つ勝負強さについて迫っていこうと思います。

 

糸原健斗はいつから勝負強いのか?

糸原選手の勝負強さは、阪神タイガースの選手の中でも抜きん出ていると感じます。

打率.250そこそこではありますが、チャンスの場面では福留選手に匹敵するほど期待感が持てます。

ところで糸原選手は、いつからチャンスに強い選手として君臨するようになったのでしょうか。

 

少し懐かしい画像を、ここで紹介したいと思います。

 

糸原の質問

 

これは2017年度入団発表の時のアンケートなんですが、右の上から2番目に注目。

 

「アピールポイント=勝負強い打撃」

 

入団当初からすでに勝負強さを備えており、自分でも武器であると認識していますね。

たしかに私の記憶でも、糸原選手は入団当初から勝負強かった印象があります。

 

虎吉くん
じゃあ生まれつき勝負強かったんか?

 

そう思われる方も多いと思いますが、そんなことは決してないのです。

彼は、プロ入り前に勝負強い打撃を身につけてきたのです。

 

糸原健斗が勝負強くなった3つのきっかけ

では、糸原選手はどうやって勝負強さを身につけてきたのでしょうか。

彼はこれまで、3つの大きな挫折を乗り越えることで勝負強さを獲得してきたのです。

その3つとはなんなのか、以下で解説していこうと思います。

 

甲子園での仙台育英戦での歴史的敗戦

高校野球ファンなら、この試合は記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。

糸原選手が率いる開星高校と仙台育英戦で、9回表2アウト満塁で4−5で開星1点リード。

仙台育英の選手が平凡なセンターフライを打ち上げゲームセットかと思いきや、まさかの落球。

6−5で逆転となり、甲子園球場が騒然となったことを今でも覚えています。

 

そして9回裏、開星は2アウト1・2塁でサヨナラのチャンスを迎えて糸原選手が打席に。

左中間に大飛球を打ち上げ逆転かと思われたその瞬間、レフトが飛びつきファインプレー。

プロも注目していた糸原選手にとって、生まれて初めての挫折となったのです

 

その当時の動画を見つけたので、ここに載せておきますね。

 

大学4年生で陥った大スランプ

明治大学に進学してプロを目指していた糸原選手に、2度目の挫折が訪れます。

それは大学4年生に陥った大スランプ、そしてプロ入りを逃したという経験です。

 

大学1年生の秋から中心選手になった糸原選手は、3年生で春秋ともにベストナインに選出。

3年生の大学選手権では打率5割を残して、見事首位打者を獲得するほど大活躍をしていました。

プロも注目する内野手に成長し、このまま順調にいけばプロ入り確実と言われていました。

 

しかしながら、4年生の春に大スランプに陥り打率.163と低迷。

順風満帆だった糸原選手は不振の影響でプロ入りを逃し、またしても挫折を味わうことに。

それでもプロへの夢を諦めきれず、社会人の名門JX−ENEOSへ進むことになります。

 

JX-ENEOSでのサード抜擢

「2年目で指名がなければ、社会人で骨を埋める覚悟だった」

のちに糸原選手がこう語っていたとおり、ドラフト指名解禁となる2年目に勝負をかけていた。

 

しかしながら、ここでもまた1つの挫折を味わうことになります。

内野手でプロに注目されやすい二遊間を糸原選手が希望したものの、聞き入れてもらえず。

 

僕の気持ちは監督に伝えましたが、チームは僕をプロに出すためでなく、都市対抗で優勝するために戦う。だから、チーム事情でどのポジションを守ることになっても、しっかりチームに貢献しようとプレーしました。

 

社会人チームはプロの選手を輩出する以前に、都市対抗野球で優勝するための布陣を優先させる。

それを理由に、糸原選手はサードに抜擢されてしまい、またしてもプロへの壁にぶつかったのです。

 

結果的には、彼のことを金本前監督が気に入って阪神がドラフト5位で指名。

不断の努力を続けてきたからこそ、プロへの道が開けたといっても全く過言ではないですよね。

 

糸原と原口の共通点は「挫折の経験」にあり

これまで解説してきたとおり、糸原選手は他の選手以上に険しい道のりを歩んできました。

それを何度も乗り越えてきたからこそ、素晴らしい勝負強さが身についたわけですね。

 

そして、同じように苦難を乗り越えて勝負強さを手に入れた選手がもう一人。

それは、先日大腸がんから復帰を果たして一軍昇格を目指している原口選手です。

 

彼は帝京高校からドラフト6位指名で入団したものの、プロ入りから何度も怪我を経験。

さらには大腸がんまで患ったわけですが、その都度強い精神力で乗り越えてきました。

その経験が、2018年シーズンの代打成績4割超えという驚異の結果を残すに至ったのです。

 

原口選手に関する詳しいことは、以下の記事にまとめていますので読んでください。

 

阪神原口のがん復帰後の起用法は「代打の神様」か。勝負強さを発揮せよ!

 

糸原選手も原口選手も、過去の経験をバネに阪神タイガースで大暴れしてください。

引き続き、私たち阪神ファンは全力でタイガースを応援していきましょう!!

 

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