借金最大16から快進撃を起こし、イーブンで前半戦を終えた阪神タイガース。
ダントツ最下位から2位に一気に浮上し、まさかの超メイクミラクルを期待せずにはいられません。
そこで今回は、2022年ペナントレース後半戦について、データを交えながら予想していこうと思います。
どこまでヤクルトを追い上げ、セ・リーグを盛り上げられるのか、最後まで読んでくださいね。
2022年阪神前半戦振り返り
悪夢の開幕9連敗、最大借金16など、聞くだけで吐き気のするような2022年シーズンのスタート。
3ヶ月で一気に借金完済したわけですが、前半戦はそもそもどういった成績だったのでしょうか。
まずは数字を振り返るところからやっていこうと思います。
2021年 | 2022年 | |
試合数 | 84試合 | 94試合 |
勝敗 | 48勝33敗3分 | 46勝46敗2分 |
打率 | .251 | .240 |
本塁打 | 82 | 59 |
得点 | 343 | 320 |
盗塁 | 71 | 73 |
防御率 | 3.32 | 2.54 |
野手編
阪神長年の課題である「打撃力」に関しては、2022年前半戦は特に良くない状況でした。
打率.240はセ・リーグワースト、本塁打数も昨年より10試合多いのに23本も減少しています。
この打撃力低下が、前半戦の不調に直結していたのはデータ上明らかといえますね。
なぜ打撃力が低下したかというと、外国人選手の補強失敗が一番大きな原因でしょう。
2021年前半戦はサンズ・マルテ選手が好調で、快進撃の立役者となってましたからね。
今年がマルテ選手の負傷離脱、ロハスJr.選手の期待ハズレが痛かった印象です。
とはいえ、前半戦終盤には大山選手が覚醒し、ロドリゲス選手の加入も決まりました。
右肩上がりに復調してきていると感じるので、後半戦は盛り返してくれる予感がありますね。
投手編
打撃陣の大きな誤算があった中で2位に食い込めたのは、間違いなく投手陣の力でしょう。
チーム防御率2.54はセ・リーグダントツ1位の成績で、2位と1点近くも開きがあります。
防御率2点以下の選手が10人もいる驚異の投手力、本当に素晴らしいなと思います。
青柳・西勇・伊藤将選手を中心に先発がきちっと試合を作ってくれるのは大きい。
中継ぎだと、浜地・湯浅選手などの若手選手や、加治屋・渡邉選手などの移籍組も躍進。
後半戦に入っても、藤浪・小川・西純・秋山選手がファームで控えているので選手層も◎
バランスよく戦力の底上げができているので、投手王国は今後もまだまだ続きそうです。
2022年後半戦躍進に必要な3つのポイント
では、2022年後半戦で阪神が躍進するためには何が必要なのでしょうか。
ここでは、私の独断と偏見で3つのポイントを書かせていただきます。
ファームの若手野手の抜擢
二軍で頑張っている若手野手を一軍に抜擢し、打撃力強化を図ることが必要と思います。
なぜファームの選手を抜擢すべきかというと、以下の3つの理由があります。
打撃力強化が一番の課題だから
支配下70人枠に空きがなく外国人選手は獲得不可
大山・佐藤選手に次ぐ次世代のホープを育成したい
先述のとおり、前半戦失速の最大の原因は「外国人野手の不振」でした。
なので、打撃力を強化することが勝利への近道であることは間違いないでしょう。
しかしながら、ロドリゲス選手の獲得、岩田選手の支配下登録で70人枠を全て使いました。
新外国人の獲得はもうできないので、二軍の若手選手を抜擢して戦力強化を図るしかないです。
ちなみに、私が考えている一軍抜擢候補の選手はこちらです。
一軍抜擢候補の選手
井上広大選手
高寺望夢選手
豊田寛選手
小野寺暖選手
高寺・豊田選手はまだ未知数な選手ですが、アベレージ打てる期待を持っています。
井上・小野寺選手はパンチ力があるので、そろそろ一軍に定着して欲しいなあと。
ただ井上選手は怪我と二軍での成績が良くないので、もったいないと感じてしまいます。
打撃力に全振りした選手を1人くらいレギュラーで見たいな、、と個人的に思います。
ロドリゲスの育成・ケア
元オリックスのロドリゲス選手を活躍させることも、重要なポイントの1つでしょう。
マイナーリーグで通算215本記録している長距離砲なので、パワーやポテンシャルはお墨付き。
浜風に有利な右打者なので、どうしてもホームラン量産の期待が高まってしまいますね。
しかしながら、我々阪神ファンは幾度となく助っ人外国人に泣かされてきました。。
近年だとロサリオ選手が思い起こされますが、彼の二の舞にならないように教育・ケアすべきです。
日本の配球はもちろんですが、生活面や精神面のケアをしっかりとやって欲しいなと思います。
ちなみに、阪神の助っ人外国人選手の居住地はだいたい六甲アイランドの高級賃貸マンションです。
ヴィッセル神戸のイニエスタ選手も絶賛の街、外国人選手が住みやすい場所として有名ですね。
ロドリゲス選手もここに住んでいると思いますが、ロハス・アルカンタラ選手のサポートも大切。
ぜひ外国人選手一丸となって頑張って欲しいなと思います。
中継ぎ投手陣のバックアップ
絶好調の投手陣ですが、中継ぎ投手陣は崩れる恐れもあるなと感じています。
なぜなら「実績がないから」で、特に浜地・湯浅の2選手はバックアップが必要でしょう。
1年間フルで一軍を経験したことがないので、後半戦でバテて打ち込まれる可能性は大いにあります。
私の個人的意見としては、岩貞・藤浪・島本選手の後半戦活躍に期待しています。
特に島本選手は大きな怪我を乗り越えて復活したので、応援したくなっちゃいます。
7・8回をピシャリと締める勝ちパターンを盤石にするためにも、これらの選手は必要ですね。
以上、後半戦で阪神が躍進するために必要なポイントをまとめてみました。
打撃力強化さえできれば勝てると思うので、本当にロドリゲス様お願いします!!
2022年阪神逆転優勝の想定ライン
最後に、2022年阪神が逆転優勝できるラインをご紹介しておこうと思います。
そのために、まずは過去10年間の優勝チームの勝敗・勝率を振り返ってみましょう。
年 | チーム | 勝敗 | 勝率 |
2021 | ヤクルト | 73勝52敗18分 | .584 |
2020 | 巨人 | 67勝45敗8分 | .598 |
2019 | 巨人 | 77勝64敗2分 | .546 |
2018 | 広島 | 82勝59敗2分 | .582 |
2017 | 広島 | 88勝51敗4分 | .633 |
2016 | 広島 | 89勝52敗2分 | .631 |
2015 | ヤクルト | 76勝65敗2分 | .539 |
2014 | 巨人 | 82勝61敗1分 | .573 |
2013 | 巨人 | 84勝53敗7分 | .613 |
2012 | 巨人 | 86勝43敗15分 | .667 |
結構ばらつきがありますが、おおよそ勝率.600前後になっている感じでしょうか。
貯金でいえば20~30くらいなので、阪神タイガースはまず貯金20の大台を目指すべきかと思います。
前半戦は94試合46勝46敗2分、残り49試合なので「35勝14敗」が最低ラインかなと。
だいたい3連戦を2勝1敗ペースで進めば良いので、ワンチャンあると思いませんか??
秋に弱い阪神なので不安な部分はありますけど、ぜひ快進撃を続けてもらえたらと!
まとめ
以上、2022年阪神の後半戦について考察をしてみました。
全体的な戦力は整いつつありますし、他球団より実力も優っていると感じています。
前半戦の鬱憤を晴らすが如く、怒涛の追い上げを見せてもらえたらとワクワクしています。
いずれにしても、クライマックスシリーズへの出場は確率高そう。
リーグ優勝と日本シリーズ出場を目指して、一生懸命頑張って欲しいですね!