助っ人外国人

なぜ阪神助っ人外国人野手はハズレが多いのか?原因分析と2つの戦略を提言

虎吉くん
阪神の外国人野手、なんで毎年アカンの?

 

阪神ファンの方もご存知のとおり、阪神は外国人野手をことごとく失敗しています。

毎年高年俸で獲得しては失敗を繰り返し、チームの攻撃力がなかなかアップしません。

今回の記事では、積年の課題である「外国人野手問題」の分析と解決策をお伝えします。

ぜひ最後まで読んでくださいね!

 

1年で退団した阪神外国人野手の成績

2020年シーズンが終了を迎えますが、今年はボーア選手が退団となる見込みとのこと。

ヘイグ・キャンベル・ロサリオ・ソラーテ・ボーア選手と毎年外国人野手が1年で退団。

さすがに1年で退団しすぎ!と思うのですが、そもそも彼らの成績はどうなのでしょうか。

 

2000年以降に阪神に入団して、1年未満で退団した外国人野手のデータを見てみましょう。

 

メモ

イバン・クルーズ    141試合 打率.228、25本塁打、68打点
エドワード・ペレス   52試合、打率.222、3本塁打、19打点
デリック・ホワイト   73試合、打率.227、7本塁打、21打点
マイク・キンケード   26試合、打率.233、3本塁打、7打点
ルー・フォード     47試合、打率.225、3本塁打、11打点
ケビン・メンチ     15試合、打率.148、2打点
ブルックス・コンラッド 24試合、打率.175
マット・ヘイグ     31試合、打率.231、2本塁打、11打点
エリック・キャンベル  21試合、打率.191、1本塁打、5打点
ジェイソン・ロジャース 40試合、打率.252、5本塁打、23打点
ウィリン・ロサリオ   75試合、打率.242、8本塁打、40打点
ヤンガービス・ソラーテ 20試合、打率.188、4本塁打、9打点
ジャスティン・ボーア  99試合、打率.243、17本塁打、45打点

 

この中には、途中加入の選手も混ざっているので一概に数字だけでは判断できません。

ただし、打率.250以下、本塁打10本以下、50打点以下がほとんどなので数字はかなり厳しいと言えます。。

 

助っ人外国人のことですから、最低でも年俸5000万円以上であると考えれば、どうしても物足りなさを感じてしまいます。

 

でも、2020年のボーア選手の成績に関しては、悪くない数字だと感じるんですよね。

ただ、新型コロナという特殊なシーズンだったことや、2億7000万円の高年俸がネックになったんでしょう。

報道によれば、減俸交渉も行ったものの交渉決裂になったそうなので、これは仕方なし。

 

このように、1年で阪神を退団した外国人野手は、総じて結果自体がイマイチな印象。

プロの世界では結果が全てですから、1年で契約解除も文句言えないなあと感じました。

 

来日1年目忍耐論の真偽とは

ボーア選手が帰国したという球団のTweetを見ていると、こんなリプがありました。

 

いわゆる「来日1年目忍耐論」ですが、他の方のリプでも同じ論調が目立っていました。

1年目は日本の野球や生活環境、言語、食事などに慣れるのに苦労するため、数字を残すのが難しいので、2年目からが本番だという理屈です。

 

正直、この理論は結構怪しいなと思っているんですよね。

日本で成功を収める選手は、そもそも来日1年目から活躍するんじゃない?って。

逆のケースですが、イチロー選手がMLB挑戦した際も、1年目で打率.350、首位打者、最多安打を獲得してますから。

 

というわけで、その真偽を確かめるために、歴代で活躍した外国人野手の1年目の成績をチェックしてみました。

以下にてデータを記載していますので、見てみてください。

 

メモ

アレックス・ラミレス  138試合、打率.280、29本塁打、88打点
タフィ・ローズ     130試合、打率.293、27本塁打、97打点
アレックス・カブレラ  139試合、打率.282、49本塁打、124打点
ウラディミール・バレンティン 140試合、打率.228、31本塁打、76打点
ロバート・ローズ    130試合、打率.325、19本塁打、94打点
ラルフ・ブライアント  74試合、打率.307、34本塁打、74打点
レロン・リー      124試合、打率.317、34本塁打、109打点
ランディ・バース    113試合、打率.288、35本塁打、83打点
マット・マートン    144試合、打率.349、17本塁打、91打点

 

日本で名を残した外国人野手をピックアップしましたが、1年目の成績を見てどうですか。

正直バリバリ結果出してる選手ばっかりで、来日1年目忍耐論は全く関係ないと言えるのではないでしょうか。

 

もちろん上記の選手は、日本で大成功した数少ないプレーヤーではあります。

またこのデータが「1年目がダメだったら2年目以降も大活躍することはない」という証明にはなりません。

とはいえ、1年は我慢すべきだ!という論調はちょっと違うのかなとは思います。

 

結論としては、名プレーヤーは来日1年目から結果出すケースが多いので、1年目は我慢しようというのは間違いということです。

なので、阪神が1年で外国人野手と契約解除する方針は、結構正しいと思います。

 

阪神の外国人野手はなぜ活躍しにくいのか

とはいえ、阪神の外国人野手は1年目で結果を出せない選手が多すぎると思いませんか。

ヤクルトなんかは、外国人野手が活躍するイメージが強いですけど、この違いはなに?

この部分についてアレコレ検証していきたいなと思います。

 

阪神の駐米スカウトが無能である説

まず最初に、駐米スカウトの腕前が良くないという説です。

ファンの方が、駐米スカウトをバッシングしているケースが結構あるんですけど、結論これは関係ないかなと思います。

なぜなら、駐米スカウトは毎年ではないものの編成が変わるからです。

 

現在は阪神OBのアンディ・シーツやジェフ・ウィリアムスが担当ですが、過去にはトーマス・オマリーがやってたり。

駐米スカウトがずーっと同じ人物ならその腕前が疑われますが、編成は変わるのでこの説は薄いですね。

 

阪神ファンのプレッシャー

甲子園球場の熱狂的なファンのプレッシャーが、悪い結果に結びついている説です。

日本人選手ならありがちですが、この説もおそらく関係ないだろうと思っています。

 

ありえるとすれば、応援歌や太鼓やトランペットで集中できないというケース。

アメリカではこのような応援はないので、打席に入った時に戸惑ってしまうかもですね。

ただこれは他球団とも条件は同じですから、阪神の外国人野手だけが活躍しにくい理由にはなりません。

 

甲子園球場の特性

私の推測では、おそらくここの問題が一番大きいと思います。

甲子園球場の特性を理解して選手を獲得できていないのでは?という点です。

 

まずそもそも、甲子園球場の特性とはどんなものがあるでしょうか。

 

ポイント

球場自体が広いためホームランが出にくい
浜風により左の長距離砲に不利である

 

ぶっちゃけ、この2つがめちゃくちゃ大事なポイントだと思います。

 

まずそもそも、甲子園は広いのでホームランが出にくい球場であるということ。

さらに浜風の影響もあり、左のホームランバッターは圧倒的に不利になります。

皆さん頭では分かっているはずなのに、、ボーア選手にホームラン量産を求めるのは酷ですよ!笑。

 

この理由は2つありまして、まず1つ目は「ラッキーゾーン」の存在です。

ラッキーゾーンは、球場が広すぎてホームランが出ないのを解消するため、1991年まで設置されていました。

このおかげで、ホームランをたくさん打つことができたというわけなんです。

 

2つ目の理由は、左中間方向への打撃を習得したからです。

当時、左打者は不利だと感じたバース選手は、掛布選手に左中間への打ち方を伝授してもらったと言われています。

左中間方向への打球は浜風に乗って伸びるので、ホームラン数を稼げたんだと思います。

これはブラゼル選手や金本選手も同じで、彼らは左中間への打撃が得意だったためにホームランを量産できたと言われています。

 

このように、甲子園はかなり独特な球場なので、特性に合った選手を獲得しないといけないと思っています。

来日1年目で退団となった選手たちの中には、甲子園と相性が良くなかった選手も多くいたのではないでしょうか。

 

阪神の外国人野手2つの戦略

これらを踏まえて、今後阪神タイガースはどんな外国人野手を取れば良いのでしょうか。

私の戦略をお伝えすると、方法は大きく分けて2つのパターンしかないと思います。

 

メモ

アベレージヒッターを獲得する
スラッガーの場合は右の大砲を獲る

 

まず声を大にして言いたいのは、アベレージヒッター型を獲得すべしってことです。

要するに、無理に長距離砲を取らなくていいってことです。

 

だって、ホームランが難しい甲子園でホームランにこだわる必要なくないですか?

東京ドームや神宮球場ならまだしも、球場が広いなら中距離で率を残せる選手の方が適していると思うんですよね。

さらに、大山・井上選手など右の大砲も育っていますし、逆に打率.300以上を残せるバッターが今の阪神には不在です。

これらの理由から考えて、マートン選手のような中距離打者を獲得するといいと思います。

 

もう1つの戦略としては、長距離砲を獲るなら右打者にすべしというものです。

浜風を武器に大きい打球を飛ばせるので、レフト方向へ引っ張れる外国人ならOK。

2002年に阪神に移籍してきたアリアス選手みたいなイメージですかね。

 

これまでは、ホームランが出にくい甲子園で長距離砲ばかり獲ってきたのが、外国人野手不振の大きな原因だったと考えています。

長距離砲は大山選手のような日本人右打者に任せて、マートン選手やオマリー選手のような中距離を打てるアベレージヒッターを獲得して欲しいです。

これによってチーム全体の攻撃力が上がると思いますし、1年目で退団する外国人野手の数も減るんじゃないでしょうか。

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