2021年春季キャンプが2月1日からスタートとなりました。
新型コロナの影響から入場制限など規制があるものの、無事開催できるようでまずは一安心です。
戦力も整い優勝の期待が高まる阪神タイガースですが、今回のキャンプでの注目ポイントはどんなところなんでしょうか。
ここでは、阪神大好きの私がぜひ注目して欲しいポイントをご紹介したいと思います。
2021年阪神春季キャンプ4つの注目ポイント
ベテラン選手の退団、新戦力の移籍、即戦力の入団など大きくチームが変化した2020年オフシーズン。
新しい顔ぶれがたくさん集まる楽しみなキャンプとなりますが、果たしてどこを注目すべきなのか。
この記事では、注目ポイントを詳しく解説していこうかなと思います。
春季キャンプ3つの注目ポイント
2020年ドラフト即戦力組
西&井上の高卒コンビ
他球団からの移籍組
新外国人選手
2020年ドラフト即戦力組
2020年ドラフト会議で指名された選手は、やはり注目です。
2020年は大卒以上の即戦力選手の指名が中心だったので、例年以上に見どころが多いと思われます。
実際、一軍キャンプに招集されたのは8名中6名なので、首脳陣の期待の高さが表れていますね。
私が注目しているのは、伊藤将司選手と中野拓夢選手です。
伊藤選手はJR東日本から入団となったドラフト2位の選手。
彼の魅力は「安定して試合を作る能力」で、先発投手としての完成度が高いので1年目から期待大。
さらに先発左腕が不足している阪神の懐事情もあるので、先発ローテ入りのチャンスもありますね。
球速自体は150kmを超えないですが、直球とキレのある変化球と高い制球力で抑えるタイプ。
加えて、持ち前の頭の良さと社会人出身という経験の豊富さもあるので、即戦力間違いなしです。
素晴らしい素材の選手ですし、一軍キャンプからそのまま一軍開幕もありえるので、ぜひ注目してみて欲しいです。
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そして中野選手は三菱自動車岡崎から入団したドラフト6位選手。
彼は「高い守備力を持った実力派ショート」で、ショートの定位置争いに食い込むと予想しています。
現状では木浪選手がショート筆頭ですが、中野選手が活躍すれば分からなくなるので楽しみです。
この中野選手、6位という下位指名ではあるものの、野球マニア的にはかなり期待の選手なんだそう。
守備力の高さは社会人選手No.1、そしてミート率も高く打撃力にも期待できるとのことでした。
間違いなく即戦力選手なので、西武・源田選手のように1年目から大活躍してくれたら嬉しいですね。
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なお、競合の末に獲得したドラ1佐藤選手ももちろん魅力的ですが、即戦力というより素材型の選手。
本塁打を打つ力はあるものの、大学時代の打率は2割台前半で高くないですし、三振数も多いという粗さがあります。
なので、3年くらいはじっくりファームで鍛える必要があるかなと私は思っています。
西&井上の高卒コンビ
2019年ドラフト上位指名で入団となった、西純矢・井上広大選手はかなり注目ポイントです。
この年のドラフトといえば、上位指名5名が高校生という素材型選手獲得の年でしたよね。
2021年年明け早々、関西の番組「こやぶるSPORTS」で、矢野監督が西&井上選手についてこのように発言していました。
来季もキャンプでちょっと呼んでみて。若手って伸びる時、急に伸びるんで、そういうの期待したくて、ちょっと呼びたいなと思っているのですけど。
なので、春季キャンプでこの二人を招集し、どれだけ戦力として使えるか確認するでしょう。
井上選手は高卒ルーキーながら2020年に一軍デビューし、掛布雅之さん以来46年ぶりに高卒1年目で打点を記録。
二軍では全出場試合で4番に座り、リーグ2位の9本塁打を記録してスラッガーの片鱗を見せました。
ただ打率.226、守備力にも課題があるので、そこをどこまで克服できるかが見どころだと思います。
そして西選手は、1年かけてじっくり基礎体力やフォーム修正などやってきたイメージです。
一軍登板はなかったものの、体力も制球力も着実についてきたので平田二軍監督も絶賛しています。
来年は中継ぎで一軍登板もあると思っているので、まずは春季キャンプでどれだけアピールできるか。
この二人は将来のタイガースを担う大切な素材なので、2021年は一軍出場試合数をより増やしてくれたらいいかなと思っています。
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他球団からの移籍組
他球団を戦力外になった選手を阪神が獲得したり、トレードで移籍となった選手にも注目です。
具体的には、以下の3選手が新しく阪神に移籍してきています。
注目の移籍組3選手
ロッテ チェン・ウェイン
巨人 山本泰寛
ソフトバンク 加治屋蓮
中日 鈴木翔太
チェン選手は、台湾出身で中日ドラゴンズ→MLB→千葉ロッテと移籍してきた選手です。
2000年代中日が強かった時代のエース左腕であり、MLBでも大成功を収めた台湾のレジェンド。
年齢もまだ35歳で十分に活躍できますし、先発左腕不足の阪神を救ってくれることを期待しています。
巨人の山本選手に関しては、2020年オフシーズンに阪神への移籍が発表されました。
巨人と阪神の間の移籍はかなり珍しく、阪神ファンを驚かせる出来事でもありましたね。
奥様が関西の毎日放送で働かれていて、お子さんも生まれたので、関西への移住は私生活でもプラス。
山本選手は守備力が売りのセカンドの選手なので、ライバルは糸原選手になると思われます。
巨人では出場機会に恵まれなかったですが、阪神の内野の守備力強化という意味では貴重な戦力。
守備力と打撃力が高ければ十分スタメンを狙えるので、まずは実力がどれほどか注目ですね。
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そして元ソフトバンクの加治屋選手は、個人的にかなり期待している右腕です。
2013年ドラフト1位指名の選手で、2018年には72試合に中継ぎ登板した実績も持っている実力派右腕。
今回ソフトバンクを戦力外になった背景に「怪我」があり、体調管理の面で不安が残るものの、万全な状態なら十分一軍で投げれるレベルでしょう。
2020年シーズン限りで、阪神を長年支えてくれた藤川球児選手、能見篤史選手が退団されました。
彼らの抜けた中継ぎの穴を埋めてくれる候補選手だと思っていますし、その実力を持った選手です。
彼もまた、春季キャンプで見てみたい選手の一人です。
そして最後は、中日を戦力外になった鈴木選手です。
加治屋選手同様、2013年ドラフト1位指名の選手なのですが、血行障害の問題もあってここ2年間一軍登板がありません。
育成枠での入団となったものの一軍キャンプに招集されているので、絶好のアピールチャンス。
そもそも鈴木選手はドラフト1位の素材ですから、潜在能力はお墨付き。
怪我の影響がなければ、支配下登録から一軍抜擢もありえる選手なので、間違いなく注目です。
新外国人選手
最後4つ目は、新しく加入する新外国人選手です。
チェン選手を除いて2選手が韓国から移籍、アルカンタラ選手とロハスJr.選手が入団しました。
アルカンタラ選手は投手、ロハスJr.選手は外野手なんですが、共に素晴らしい実績残しています。
ただ残念ながら、新型コロナの入国規制のために春季キャンプに間に合わなそうです。。
彼らの経歴や特徴、すごさをまとめた記事を書いておきましたので、こちらでチェックしてください。
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まとめ
以上、2021年春季キャンプの注目ポイント4つをご紹介しました。
最後の「新外国人選手」はシーズン成績に特に大きく影響するので、重要なメンバーなのは間違いなし。
キャンプでは見れないかもしれませんが、ぜひ開幕から大暴れしてほしいなと期待しています。
とはいえ、2021年シーズンも今年同様、感染症対策をしながら応援することになりそうです。
そんな中でも楽しく応援したい!という人のために、私のおすすめグッズをまとめました。
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